度重なる発言により、大手SNSから垢バンを食らってしまった、トランプ元大統領。
アメリカ大統領経験者のアカウントを凍結するという前代未聞の出来事も大きな話題になりましたが、その後のトランプ氏はどうしているのでしょうか。
独自サイトを作るも閉鎖へ
本来であれば今までのようにSNSを使った積極発信をしたいところでしょうが、利用できないのでは仕方ありません。
しかしSNSなどを既存サービスを使わなくても、情報発信をすることはできます。
このアヤノ.メのように、独自サイトを作ればいいということです。
トランプ氏も、今年の5月より、「FROM THE DESK OF DONALD J. TRUMP」というサービスをスタートしました。
これはトランプ氏のオフィシャルサイトに新コーナーを作るというものです。
Twitterのように、短い文章を投稿できるというサービスです。
ただこれを投稿できるのはトランプ氏のみで、トランプ氏のタイムラインをひたすら読むようなニュアンスですね。
しかし一ヶ月ほどで閉鎖となってしまいました。
どうやらアクセスが思ったほど集まらなかったということが原因のようです。
SNSである必要性
トランプ氏はあれだけ熱狂的な支持者がたくさんいるのに、沢山の人が見ていないというのも不思議な感じもします。
ただこれはトランプ氏の影響力に陰りがあるというわけではないようにも思えます。
SNS特有の、情報を共有するという感覚が、こちらのサービスでは持てなかったのかなと思います。
いいね機能はあるようですが、それでなにか数字がカウントされるわけでもないようですし、コメントもできません。
おそらくこれまではトランプ氏のツイートに対し、多くの支持者がああでもない、こうでもないと意見を言うところで盛り上がっていたのでしょう。
一方通行すぎるのも、今回の場合はよくなかったのかもしれませんね。せめてコメント機能でも作ったら、そのコメントの書き込みを見るためにまたサイトに訪れる、ということで盛り上がったかもしれません。
ただ、おそらく一部過激化した支持者のコントロールに不安を感じ、コメント機能を排除した可能性はありますね。
トランプ氏は、別で独自SNSを作るという報道もありますし、なんらかのSNSに復帰できる可能性についての報道もありました。その一方で、Facebookはアカウントを2年凍結することを発表しました。
FB、トランプ氏アカウント2年凍結 「最高の処罰」(AFP=時事) – Yahoo!ニュース
とはいえ、政治的なタイミングとしては、まだ動くところではないのかもしれません。
奇しくもバイデン政権はトランプ政権時代の姿勢を一部踏襲しているところもありますし、今は様子見が一番なのかもしれません。