24時間で価値が35億分の1に!仮想通貨TITANでなにが起きたのか


仮想通貨は非常に流動性が高く、投機目的で多くのお金が世界中から投入されています。

その結果、1日で大きな値動きをすることは珍しいことではありません。

しかし先日、なかなか見られない急転直下の値動きが見られました。

資産価値は24時間で35億分の1に

仮想通貨にはいくつか種類がありますが、今回起きたのはTITANというコインです。

一説には45億分の1というデータもありますが、もはや誤差です。要するに一瞬でほぼ価値がゼロになってしまったということです。

1日で35億分の1の価格に大暴落した暗号資産「TITAN」では一体何が起きているのか?

こちらの記事にチャートが掲載されていますが、すとんと落ちすぎていて、あまり実感のないチャートとなっています。

なぜ価値がゼロになったのか

こちらの件、原因は究明中とのこと。ハッキングなど、そういったことが原因ではないようです。

なかなかいい感じに上がっていて、少し前には界隈では大きな話題になっていたものでした。

まあ上がっていったところ、多くの投資家が資金を投入した段階で大口が一気に売りぬいて、ということなのでしょう。

ここで問題なのは、なぜゼロになったかということです。

このTITANというのは少し特殊で、もう少し詳しく解説すると、IRON、USDCという二つの仮想通貨が関係しています。

ただちょっとマニアックするぎる内容なので、超ざっくり考えてみたいと思います。

早い話が、ものすごくいい利回りのある仮想通貨がありますよ、って話です。持ってるだけでお金が入ってくるようなものです。

これはすごい!ってことで、多くの投資家が買うわけです。錬金術なんて言葉も飛び交っていました。

しかし現実はそんな甘いものではなく、TITANという仮想通貨がそのまやかしを担っていたわけです。

蓋を開けてみたら、いろいろ無理がたたって暴落しました、ということです。

はじめから暴落させるつもりの仮想通貨だったのか、やってみたら無理があったのか、それはわかりません。

ただ改めて思うのは、価値があるのかないのかよくわからないものに投資をする怖さを感じます。

サブプライムローンにもちょっと通ずるところを感じましたが。

お金の怖さを感じさせる一件となりましたね。