これから常時録音も当たり前に?デジタル担当大臣が音声データを異例公開へ


平井デジタル担当大臣の週刊誌報道、大きくクローズアップされてしまいましたね。

こちらの一件については

NECに対して吊し上げを行う旨と、懇意にする企業に仕事を回せという旨の2点が問題になっています。

後者について、平井大臣は否定をしています。

音声データを公開

週刊誌側で企業名を出したという場所について、なんと平井大臣は音声データを公開しました。

そこにはたしかに企業名が出ていないことがわかります。

これ、企業名を言ってなかったとしても周りにはどこの企業のことを言っているかわかるんじゃないの?という疑念はさておき、個人的に注目したいのは、音声データを公開したということです。

こういった言った言わない論争はよくあることかと思いますが、この状態で音声データを公開するというのはなかなか思い切ったことをしたなと思います。

平井大臣側の会見によると、週刊誌側が公開したデータは企業名のところが不鮮明であるということ。一方で平井大臣側が用意したデータによれば、企業名を言っていないことがわかります。週刊誌側の音声を流した後に自分の音声を流すという対応です。

こちらで両方の音声を聞くことができますが、たしかにこれを聞くからには、該当箇所に企業名を言っていないことがわかります。

もし平井大臣側のものが捏造だとするのであれば大変なことですが、こうなるとやはり週刊誌側の方が分が悪いようにも思えます。

ドライブレコーダーのようなもの

そもそもこういった音声データはいくらでも作り出すことができます。

自分が思いもよらないところで、言ってないようなことを捏造され、世の中に出回るということもありえる話です。

悪意を持って特定の人物を陥れることもできます。

こういった音声録音は、ドライブレコーダーのようなものです。

政治家は、外に出ている間、ずっと録音を回し続けるくらいのことをしてもいいかもしれません。

今回はどういった経緯でこういった音声が出回ったのか不明ですが、こういったことに対して鮮明な音声で切り返しをするところも、ある意味デジタル担当大臣らしいなと思いました。