スマホの新プラン、この春が最大の替え時という話を昨年からずっとしていました。
ドコモのエコノミープラン発表を待ってからこの話をするつもりでしたが、どうやらエコノミープランが宙ぶらりんになっているようです。なので、ここでようやくこの話をしようと思います。
長くなるので、今回は三段階にわけてお話したいと思います。
まず今回は、なぜこの春にスマホ代を見直さなければならないのか、というそもそも論の話です。
次回は超激安プランにするにはどうしたらいいか、最終回は、お金は出すから確実に行きたい人向けプランの提案です。
日本のスマホは高い
日本のスマホ代は高い!という批判は多くあります。たしかに統計上そうかもしれませんが、こういうのは国も違えば賃金も変わるし、通信品質も変わるし、平たく比べるのもどうかなとは思っています。
とはいえ、これまでのスマホ料金の体系には、自分もまた不満を持つ者の一人でした。
そんなこともあって数年前から格安SIMへ移行し、現在は楽天モバイルをメインで利用しています。
健全ではないスマホ業界
本当であれば、ライバル会社がいれば競争が起きサービスが向上し、値段が下がるような気もしますよね。
しかし、これまでの日本のスマホ業界は、正当な競争が行われていないのではないか、と感じることがたびたびありました。
理由は二つあります。
一つ目は、横並びのサービスです。
どこかの会社が新しいプランを発表すると、残り2社も示し合わせたかのように同じ料金体系でプランを発表します。
談合しているとはいいませんけども、ここまで同じにするなんてどうなんだという話です。ちょっとでも安くすれば、そちらにお客さんの興味も向かいますよね。しかし、そうしないんです。
なぜなら、競争する気がないからです。
もう一つが、ユーザーの囲い込みです。
いや、囲い込みすること自体はダメとはいわないのですが、高い違約金をお客さんに課すようなシステム、気づかないうちにお客さんに借金をさせることに等しいシステムなど、サービス面での囲い込みというより、縛る方向での囲い込みが多くみられました。
こういったやり方も、正直気に食わないなと思っているわけです。
日本のスマホ業界は、寡占状態にありました。
寡占というのは、少ない企業が業界を牛耳ることをいいます。
これがなかなか絶妙で、三つ巴というのは寡占状態になりやすいんですよね。
二つだったら相手を潰せば天下を獲れます。しかし三つ巴状態ですと、どこか一つを潰しにかかった場合、残り一つが敵にでも回ってしまうものなら、自分がやられてしまいます。
これが四つだとまた変わるんです。強いところが4つ、5つとある場合は、やはり競争する形で戦います。
三つ巴状態は、どうしても膠着しがちということなのです。
国も本気で対応している
この状態は、健全ではありません。
それは国もわかっていることで、昔から総務省や政府はどうにかするように働きかけていました。
ここ近年、その力が増してきているような印象もありました。そんな中での、昨年の菅政権の誕生は、この動きに決定打を与えることになります。
菅氏こそ、この状態をどうにかしたいと昔からずっと言っている人ですからね。そんな人が総理大臣になったのだから、もうどうにもなりません。
大手三社も観念し、安いプランを発表し、この春にそれらをスタートさせる、というのが現在までの流れです。
お金持ちも安いプランに変えよう
さて、ここから重要です。
日々の生活に困っているわけじゃないし、そんな数千円変わったくらいなにも気にならない!私、お金持ちだから!
という人もいると思います。
スマホのこととかわけわからないし、もうなんでもいい!金は払う!考えたくない!
という人もいるでしょう。
しかし、そういう人が増えてしまうと、それこそ大手三社の寡占状態が続いてしまいます。貧しい人からもお金を取られ、国力が落ちていきます。
お金持ちも、日本の未来のために安いプランに変えましょう!!
じゃあなににすればいいのか、調べるのめんどくさい。
って人も多いと思います。
そんな人は、なにも考えなくて大丈夫です。
続きは明日に!