アフガニスタンではフェイクニュースだと思いたいことが起きている


混迷極まるアフガニスタン。

タリバンが政権奪取に成功したことにより、多くの人がアフガニスタンから脱出しようとしています。

フェイクニュースのようなことが起きている

住んでいる人にとっては、文字通り命がけのことです。

アフガニスタンのユース代表の選手が亡くなるという出来事もありました。

米軍機から落下した犠牲者は10代のサッカー選手 必死にアフガン脱出模索し死亡

処刑されたわけではなく、航空機からの落下となります。

航空機からの落下というと謎ですけども、アフガニスタンから脱出しようと、多くの人が航空機にしがみつくという画像や映像が多く流れました。

もちろん、しがみついたところで無事国外に脱出できるわけはありません。

運良くしがみつくことに成功しても、どこかで振り落とされるか、凍死することになります。

フェイク画像も出回るも、あながちフェイクでもなかった

今回、アフガニスタン絡みでフェイク画像も広まりました。

軍用機に多くの人がすし詰め状態となっている画像です。

アフガン混乱で偽情報拡散 軍機内のすし詰め写真→「フェイク」認定

実はこちら、フェイク画像でした。

加工ではなく、別の現場で撮影されたもののタイトルを変えて広まったようですね。

しかしこれ、実は似たような画像でフェイクではないものもあります。

米軍のツイッターでもすし詰め状態になっている画像がアップされています。

こういうフェイク画像は印象に直結するものですが、感じたこともいくつかあります。

まず、やはりセンセーショナルな画像は広がる瞬発力が高いこと。

フェイク画像に対し、あれはフェイクだったという情報は広がりがゆるいこと。

あれがフェイクだったと知るとそういった出来事はないと思いそうですが、実際は似たようなことが起きていること。

せめて子供だけでもと、米軍兵士に赤ちゃんを渡す画像もセンセーショナルで、今の日本では考えられないようなことですね。

せめて子どもだけでも 殺到の群衆、米兵に赤ちゃん託す:朝日新聞デジタル

アフガニスタン問題、なかなか難しい問題ですね。