久しぶりにザハ案の国立競技場の画像を見ましたが、かっこいいですね。
こちらのアヤノ.メではオリンピック絡みの話をこの4年間ずいぶん多くしてきましたが、合わせて気になっているのがこちらのテーマ。
新国立競技場、その後どうするのか問題です。
新国立競技場の使いみち
オリンピック後の新国立競技場の使いみちについては、個人的にも以前から気になっているテーマでした。
その中での大きなテーマとして、屋根と陸上競技用トラックをどうするかという問題があります。
2年前に書いたこちらのブログによると、屋根はどうなるのか、陸上競技用のトラックはどうなるのかについて、結論がでていないままでした。
オリンピックが終わった2021年現在どうなっているかというと、予定通り屋根はなく、陸上競技用のサブトラックがないという状態になっています。
屋根はないので雨が降ればびしょ濡れに。コンサートを開いても音はダイレクトに外に響きます。
陸上競技用のサブトラックがないため、国際大会では使えないものになります。今回のオリンピックは別で一時的に作る形で対応しました。
なぜこうなったのかというところですが、一番使いみちがない形で作ってしまったわけです。
結局その後の使いみちに関しては現段階で具体的なアイデアはなく、2年前からなにも進展はなさそうです。
日本の悪いところがでた
もともと新国立競技場はザハ案があったわけですが、いろいろあって白紙撤回。
その後いろいろあって今の形に収まりました。
いろいろありました。みんな好き放題いって、誰も責任を取らず、こちらの形に。
これに関してはあまり言いたくないけど、日本の悪いところが出たなと思います。
誰かに明確な責任とヴィジョンがあれば、こんなことにはならなかったのではないかと思います。
世界を見てみると、やはり同じようにオリンピック後に負の遺産になってしまうケースもあります。
ただアトランタオリンピックの会場は、その後すぐに野球場へと改装されました。最初からそれを念頭に設計されたとも聞きます。
ただ作って、あとは知らないというのが一番最悪なパターンですが、完全にそれになってしまっています。
ただでさえ、コロナのこともあって大人数を集めにくい状況。文字通り負の遺産になってしまうのか、なにか妙案がでてくるのか、今後の動向にも注目です。