上皇さま最長寿に、日本人の平均寿命と歴代天皇の寿命


上皇さまの年齢が歴代天皇陛下の中で最長寿となった、というニュースがありました。

上皇さま 昭和天皇に並び「最長寿」に(日本テレビ系(NNN)) – Yahoo!ニュース

現在87歳ですが、昭和天皇と並んだとのこと。

日本人の平均寿命

みなさんも感覚的にわかると思いますが、日本人の平均寿命は延びています。

こちら厚労省のページで掲載されているものです。

図表1-2-1 平均寿命の推移

伸びは緩やかになっていますが、どこまで伸びるのでしょうか。

こちらのグラフでは1955年から始まっていますが、実は日本人の寿命は明治維新後、爆発的に伸びています。

近代化による生活環境の変化、医療の向上、食文化の変化などが原因でしょう。

つい100年前は40歳台、さらに昔は30年ちょいくらいが平均寿命と言われています。

しかしこれ、30歳ちょいになると死ぬわけではありません。平均寿命を下げるくらい、子供のうちで死んでしまう人が多かったと考えるのが正しいでしょうね。

医療の進化はありがたいものです。

歴代天皇の寿命

さてこちらも有名な話で以前にもブログで触れたこともありました。

今回の報道で上皇さまが最長寿とありましたが、それは歴代天皇の中でとありつつ、推古天皇以降となっています。

確実なデータがあるときから、ということです。

実はさらに昔の天皇は、非常に長寿であることが知られています。

なんと初代天皇の神武天皇は古事記によると137歳まで生きていました。

いやーすごいですね。

しかしこれ、あまりにも古いことでして、どこまで本当かわかりません。

いや、むしろ研究家の中でも本当に137年を生きたと思っている人は少数派でしょう。

歴代天皇の中でも最初の方は、紀元前660年に日本を作ったことにするために帳尻合わせで長寿設定になったという考え方もあります。

実在していたのかすら怪しいという声も多いですけどね。

その一方で、そういった古事記などの神話に記述されている地形と、地質学的に昔はこうだっただろうと思われる地形が一致するなど、あながちすべてが創作と決めつけられないという話もあったりなど、こういったテーマはロマンが多く、とても興味深い話がたくさんあります。

こういう話は好きなので、機会があれば別の時にでも!