このブログでも何度か取り上げている話題ですが、エピックとAPPLEをめぐるフォートナイト戦争について、動きがありました。
フォートナイト戦争とは
フォートナイトというのは、有名なゲームのタイトルです。
iOSの場合、ユーザーに課金をしてもらうと、その売り上げの３０％をAPPLEに渡さなくてはなりません。
通称APPLE税とも呼ばれますが、これが高すぎるんじゃないか、という問題提起を行いました。
エピック社は独自で課金システムを作り対抗しましたが、それが規約違反ということでiOSからフォートナイトが削除されることになりました、というのが一連の騒動です。
詳しくは過去ブログにもあります。
実はこの件、他の企業はけっこうエポック社に味方していたりしていたんですよね。
どこの企業も多額なAPPLE税を払っているわけですから、当然ではありますが…
裁判結果は痛み分け
気になるこちらの騒動は、裁判になりました。
その結果がでました。
ゲームで多額利益のアップルには厳しい判決 フォートナイト巡る訴訟：朝日新聞デジタル
結論としては、まずこれは独占禁止法には違反していないということです。
なのでエポック社はAPPLEの独占禁止法で訴えていたわけですので、そこは退けられる形となりました。
しかしAPPLEの課金のやり方については改善をするようにと言われてしまい、結果的には痛み分けとなりました。
APPLEとしてもこの動きは以前から見せていて、売り上げの少ない企業のAPPLE税を下げたりする動きも早々に見せていました。
最近では日本の公正取引委員会との絡みで、APPLE税を回避する課金方法についてもOKになる旨が発表されていました。
閲覧系サブスクアプリは”Apple税”回避可能に Appleが日本の公取委と調整
今回の騒動がどこまで理由になったのかはわかりませんが、こういった是正する動きが見えているのは事実です。
今後は多くの分野でも同じような動きがあるでしょうから、音楽、ゲームなどの業界にもいい方向で変化の波が押し寄せてくるかもしれません。