先日のニュース読み配信でも取り上げた、この話題。
魚離れが進む中、コロナの影響で改善の兆しが見られた、というニュースです。
「魚離れ」回復の兆し 若者が関心、巣ごもり追い風(時事通信) – Yahoo!ニュース
魚好きとしては気になるニュースではありますが。
魚離れにストップ
こちらの記事によると、ここのところ魚離れが進んでいた日本の魚介類消費量に、改善の兆しが見られたということ。
その理由として、コロナを挙げています。
ただ、こちらの統計は記事を読むと、総務省の家計調査報告での魚介類が18年ぶりに前年を上回ったということなんですよね。先に取り上げた魚介類消費量は水産庁の調査で、これ微妙に意味が違いますよね。
魚介類消費量が増えているならそうかもしれないけど、居酒屋に行かなくなって家で魚を食べるだけの話で、全体で言えばどうなんでしょう。やっぱり減っているのかなとも。
魚離れの原因
とはいえ、魚離れというのはなんかわかるような気もします。
やはり魚って、ちょっと高いですよね。
肉か魚かとなると、安価にお腹を満たすなら、肉のほうが安いですよね。
昔はどうだったんでしょう。ただ食卓に並ぶサンマがあれだけ高級魚になったことを考えると、もしかしたら魚が値上がりしているのか、肉が値下がりしているのか傾向はあるのかなと思います。
たぶん両方同時に起きてそうですね。
ただ魚が嫌いになっているかというと、これもそういうわけでもないかもしれません。
回転寿司はここのところ好調ですし。
まぁ魚が嫌いな人もいますけど、昔から一定層はいますしね。
高まる海外の魚志向
日本では魚離れとか言われていますが、逆に海外では魚ブームが近年起きています。和食人気が高まるヨーロッパだけではなく、これまで魚はあまり食べなかった中国でもかなりの魚ブームが来ています。
食の多様化に加え、輸送テクノロジーの進化もあるでしょうね。
これまで海沿いでしか美味しい魚が食べられなかったわけですが、現在は世界中でそれを販売できるようになっています。
こうなると心配なのが、資源です。
魚は無限にあるわけではなく、計画なしの乱獲によって将来的に魚がいなくなってしまうかもしれません。
海はどこの国のものでもありませんので、こういったところお互いに協力し合いながら漁業をやらないといけません。
不法で魚を捕る国がないように、しっかりと足並みを揃える努力が必要です。