タイトルのまんまですが、オリジナルで作成した自動作曲プログラムを活用した24/7 livestream Radioの配信を始めました。
今日の昼頃から稼働中です。(下の動画は11/10のどこかで一度止めますが、ぜひチャンネル登録して聞いてください)
こちら、少々説明です。
音楽とは、「理論に基づいたループとゆらぎと偶然の集合体の連続である」、と昔から考えています。
こうずばっというと否定されそうですが、自分の中ではクラシックもメタルもJ-POPもすべてこう考えています。
いつも曲を作るときはけっこう直感的にやるほうですが、直感的という言葉は普段体系化している概念をどれだけ無意識でやっているかだけの話なんですよね。
あえて体系化すると、そういうことかなとも。認知科学的なところとも絡んできますが。
自動作曲には興味津々
新しいテクノロジーが音楽でどう活きるかというのは、昔から興味を持っている分野です。
近年はやはりディープラーニングを活用した自動作曲は熱い分野だなと思っています。
さすがにディープラーニングとまではいきませんが、冒頭でお話した 「理論に基づいたループとゆらぎと偶然の集合体の連続である」というのは、もしかしたら自分のプログラミング技術でもいけるんじゃないか?
と思ったわけです。
それで、試しにプロトタイプを作ってみました。
やってみたらなんとなくそれっぽい!
ちなみにこういうプログラミングの作曲だとめっちゃパソコンに向き合ってそうな印象を持たれるかもしれませんが、この楽曲を作る上で実際にキーボードを弾きながらプログラミングをしています。
24/7 livestream Radioの企画
話が変わります。
24/7というのは海外のYouTubeではたまにあるんですが、24時間ずっとライブストリーミングをしているようなチャンネルです。
BGM代わりに流しておく、というものですね。
大半は既存曲をラジオのようにひたすら流すものとなっています。
しかし、そこでちょっとした気づきがあったんです。
自動作曲のプログラミングと、24時間のライブストリーミングは相性がいいんですよね。
自分で作る自動作曲の楽曲は、ループしているようで、若干の変化があります。しかしその変化は、例えば再生して5分くらいで止めてしまったら、それ以上の変化が起きないんですよね。
ループすればするほど、同じようでちょっと違う変化が起きます。
そう考えると、24時間流しっぱなしにして、たまたま一期一会でアクセスした瞬間の部分をその人が聞くことができるということで、音楽の偶然性が増すんですよね。
そこが面白いなと。
長時間だからこそのゆらぎというのがテーマなんですが、このあたりプログラム的にもまだまだ追求できそうなところです。
音楽の奥深さ
この週末で試験運用を行いました。テクニカル的な問題はクリアできそうです。
試験運用、お付き合いいただいた方、ありがとうございました!
あとはどれだけ長時間の運用にどれだけ耐えられるかというところですね。
とはいえ、さすがに24時間365日流しっぱなしにもできないので、様子を見ながらたまにちょこちょこ可動させようかなと思います。
プログラミングもちょっといじって改良させながら、曲数も増やしていきたいものです。現在4曲あります。ランダムで曲が変わります。
普通の作曲でもなく、普通のプログラミングでもなくというところで、自分としてもかなり新境地で刺激的な製作でした。
同時に、音楽の奥深さを感じる作曲でもありました。
小節とかそういう概念はないので、頭の中で時間軸の概念をうまく処理しながらプログラムを書いていきます。
ちなみに、一つのプログラム内での楽曲のランダム再生も、なかなか苦労したポイントでした。
いろいろアイデアもでてくるものです。
西洋音楽はリズム、ハーモニー、メロディが三大要素ですが、この3つにどれだけのランダム性と関連性を持ち合わせながら維持させていくかがポイントです。
不定期で流しっぱなしにしていますので、よかったらチャンネル登録してチェックしてください!
※いつものYouTubeとは違うチャンネルです