任天堂がコロプラを提訴するという、ちょっと気になるニュースがありました。
任天堂、コロプラを提訴 特許侵害で「白猫プロジェクト」差し止め求める
ゲームの内容でなにかあったのかなと思ったのですが、よく読むと「タッチパネル上でジョイスティックを操作する際の技術の特許」など5つの特許について特許侵害があったとのことです。まぁある意味ゲームの内容みたいなものですが。
それにしても44億円というのもすごい金額ですね。
特許の歴史は長い
特許の歴史は長く、もう何百年も前からあります。また、その特許に関しても多くの裁判があり、その金額も凄まじいものがあります。会社に所属している人が開発したものももちろん会社のものになるので、正当な報酬が払われていないという裁判もありました。青色発光ダイオードについてノーベル賞を取った中村修二さんについての問題でずいぶん話題にもなりましたね。
現代テクノロジーは特許の塊です。多くの技術が集まってできています。あまり話題になってないですが、その関連した特許については今でも多くの裁判が行われているといわれています。中には日本人がAPPLE相手に特許裁判を起こし、勝訴した例もあります。あれはたしか、iPod関連だったと思います。
また、同時に商品化されていないものでも多くの特許を取得しています。他の会社がそのアイデアを使えないようにするためです。特許は、当たり前ですが先に出したものがちです。電話の特許も、ベルが特許を出願した2時間後に特許を申請した人がいて、もちろんベルのものになっています。余談ですがエジソンはその1ヶ月前に電話の特許を出願したのですが、出願内容に不備があり通らなかったそうです。
スマホアプリも特許がある
スマホアプリのジョイスティックにも特許があるとは知りませんでした。あまり多くのゲームをやったことはないですが、ジョイスティックも同じようでメーカーによって細かい違いや工夫がありますよね。なにかのサッカーゲームでタッチしたところがジョイスティックになるとか、なかなか斬新だなと思いましたが、ああいうのも一つ一つ特許を取っているのかもしれません。
しかし、特許侵害についての裁判はどこが決め手になるのでしょうかね。素人目で同じようなアプリなんてたくさんありますしね。こういうのはどうしてもたくさん特許を持っている会社のほうが有利ですので、一般の方が作ったアプリも細かい所を訴えられたらアウトだったりするものも中にはあるのでしょうか、ちょっと気になるところです。今度改めて勉強してみようと思います。
今回の訴訟に関しては、任天堂もコロプラも知名度のあるゲーム会社ということで、今後の展開がどうなるのか、しばらく時間もかかりそうですね。