こちらもニュース読みで触れた内容ですが、非常に興味深いニュースですのでこちらでもお話したいと思います。
ブタの心臓を人間に移植する手術が行われました。
言葉だけで見るとなかなかクレイジーなニュースですが、医療科学の進歩を感じます。
ブタの心臓を人間に移植
記事はこちらです。
遺伝子操作したブタの心臓を移植 世界初、米の57歳男性に(共同通信) – Yahoo!ニュース
ブタの心臓といっても、遺伝子操作をして免疫拒絶が起きないように調整されたブタの心臓を移植しています。
とはいえ、ブタですからね。
ブタの心臓って人間に使えるって衝撃ですけど、サイズ感などブタと人間の心臓は近いそうです。
世界初の出来事でしたので、これをきっかけにさらに研究が進むことにもなるでしょう。
ニュース読みのコメントでもいただきましたが、よく心臓移植をすると記憶がどうこう、って話がありますよね。
ブタの記憶も移植されたのかどうか、気になるところです。
臓器移植の新しいテクノロジー
これまではたまたま死んでしまった人の臓器を提供してもらう形で、臓器移植は行われていました。
なので、そんな都合よく誰かが死ぬわけでもありませんから、臓器移植を待ち続ける人が多いのも事実です。
そのため、なにか他にいい方法はないかということを考えるわけで、今回のブタからの臓器提供は、かなり画期的なことです。
もう一つ注目されているものは、臓器を作るというものです。
アプローチは二つあり、一つはiPS細胞から臓器を作ることです。これもブタですが、ブタの体内を人間の臓器工場として使わせてもらい、自分にぴったり合った臓器を作りそれを移植するというものです。
もう一つは3Dプリンタで臓器を作る方法です。こちらにも詳しく書いてあります。
他にもiPS細胞と3Dプリンタを組み合わせて、自分に合う臓器を作る方法なんかも研究が進んでいるようです。
臓器移植に関しては、数十年後は他人から移植するよりも作るのが当たり前、みたいになるかもしれません。