オミクロンの爆発力!海外のワクチン対策の事例もあわせて紹介


オミクロン株が世界中で猛威を振るう中、ワクチンの有効性についても合わせて注目されています。

ワクチンを打ってもコロナになることはあれど、やはりかかったあとの症状については、十分な効果がありそうですね。

オミクロン株はデルタ株に比べて感染力が高いものの、弱毒性ともいわれています。

とはいえ、ワクチンを打ってない人、基礎疾患がある人はリスクがありますので、弱毒性だからOKというわけでもありません。

濃厚接触の定義にも影響

オミクロン株の感染力が高いということは、それだけ濃厚接触者が増える可能性が高いということです。

日本ではこれまで14日間の隔離期間が必要でしたが、オミクロン株は潜伏期間が短いという見立てから、海外と同じ10日間、に変更となる可能性もありそうです。7日とする案もあるようです。

オミクロン株濃厚接触者「待機期間10日程度に短縮」提言へ 従来株より潜伏期間短い傾向(FNNプライムオンライン) – Yahoo!ニュース

また、医療従事者が濃厚接触者になってしまう可能性もあるわけで、ここもルールが変わりそうです。

濃厚接触者になっても、検査して陰性であれば勤務可能になる可能性があります。

医療従事者 濃厚接触でも勤務可能 「毎日検査なら…」厚労省が見解(フジテレビ系(FNN)) – Yahoo!ニュース

アメリカでは陽性でも無症状なら勤務OKとしているという報道もみました。

米で入院患者 過去最多に迫る 病院は人手不足も…(テレビ朝日系(ANN)) – Yahoo!ニュース

日本じゃさすがにここまではできないでしょうね。

海外の対応も興味深い

入院患者数を減らすためにはコロナにならないことが一番ですが、オミクロン株の感染力にはもうお手上げです。

ヨーロッパでは半数が感染するのではないかという報道もありましたが、この感染力の高さを見るからに、もうオミクロンにみんな感染することを前提に社会を考えていく必要があります。

こうなると、やはりワクチンに頼るしかありません。

コロナになることは前提に、そこでその人が入院するかしないかの境目は、ワクチン接種となるでしょう。

日本はワクチン接種率が高く、感染者は爆発的に増えても、死者数や入院患者数はそれなりのペースに抑えこむことができる可能性もあります。

しかし海外はまだまだ接種率が低い地域もあり、どうやってワクチン接種率を高めるかが鍵になります。

ここで海外の取り組みを2例紹介しましょう。

一つがフィリピンです。ドゥテルテ大統領は、その豪腕な政治手腕が有名です。

なんと、ワクチン接種者が外出したら逮捕するということを示唆しました。

フィリピン、ワクチン未接種者が外出すれば逮捕の恐れ=大統領

実際にするかどうかは別として、ここまで言う大統領は珍しいですね。

カナダのケベック州では、ワクチン未接種者に対して「保険税」をかけることを検討しているそうです。

ワクチン未接種者に「保健税」を導入へ カナダ・ケベック州(BBC News) – Yahoo!ニュース

カナダは日本と同じく、ワクチン接種率が高いことで有名です。

記事によればシンガポールではワクチン未接種者がコロナになった場合は、医療費が自己負担に。ギリシャでは高齢者がワクチン接種を拒否したら罰金にしているともあるそうです。

こういった金銭的な対応を、日本でもやる日はくるのでしょうか。やったら揉めそうですね。