今日は2月10日。
語呂合わせで、ニートの日となってます。
ニートの定義
ニートの語源はイギリスです。
その由来は英語で「Not in Education, Employment or Training」の頭文字を取ったものとなっています。
直訳すると、学生でもないし働いてもないし、職業訓練もしてない、ということですね。
定職についていない人をすなわちニートというわけでもありません。また、専業主婦もニートにはなりません。
仕事を探そうとしている人も、無職な状態であっても厳密に言えばニートにはならないようですね。
イギリスでは1999年に登場、日本でも2000年代前半に定着した、新しい言葉となっています。
日本ではさらに細かい定義があります。
それが年齢です。
厚生労働省によると15歳から34歳までをニートと定義されています。
※一部では39歳までという情報もありますが、よくわかりませんでした
35歳以上は、中年無業者、中年ニートという言い方があるようです。しかしこれも正式な呼称ではなさそうです。
ちなみに余談ですが、厚生労働省の定義では、フリーターも34歳までとなっています。
35歳というのが一つのラインのようですね。
まぁ、一般的な解釈では35歳以上でもフリーターというのは当てはまりますけどもね。
ニートを数字で比べてみる
なんとなく、日本はニートが多い、増えている、という漠然なイメージを持っている人もいるかもしれません。
ここで世界の数字と比較してみましょう。
こちらに興味深い記事がありました。
日本の「若者ニート率」は世界で2番目に低い! 労働市場を数字でつかむ!
こちらによると、日本のニート率は決して高くないことがわかります。
若者に至っては、イエメンやイラクが半数弱の数字になっていますね。
半分弱がニートって、日本では考えられません。
では日本のニートの推移を見てみましょう。
こちらの記事にグラフがあります。
2020年時点で87万人…「ニート」数の推移と現状をさぐる(2021年公開版)(不破雷蔵) – 個人 – Yahoo!ニュース
こちらのグラフによると、増えている、ともなんとも言いにくい感じになっていますね。
記事によれば、2020年に増えたのはコロナによるもの。2002年に増えた理由はわからないそうです。
みんなサッカーを見たかったのかな。
ニートでも安心して暮らせる社会もアリ?
いろんな生き方があると思いますし、いろんな生き方をしてもいいと思います。
しかし、なかなかニートでいいじゃん、とは言いにくいところもあります。
稼いでくれる家族がいるからこそというところもありますしね。
とはいえ、いろいろな事情もありますし、仕事しろ!っていう言い方もちょっとしたくないんですよね。
ベーシックインカム推奨派の自分としては、ニートでも安心して暮らすことができる社会も悪くないと思うんですよね。
今はどうしても家族の負担度が高まるので、親が死んだらどうするのかとか、不安があるじゃないですか。
ベーシックインカムを導入して、何もしなくても生きていける社会ってのも、人類が目指す一つの選択肢としてはアリなんじゃないかなと思っています。
そしたらみんな働かないじゃんって声も聞こえそうですが、実際はそんなこともないのかなとも。
まぁ予想ですけどね。