複雑な日本語入力システムですが、機器に合わせて発達していきました。
どれが一番いいかは、人それぞれですからね。文字の入力は、絶対にこの方式じゃないとダメ、ということもないのかなと思います。とはいえ、一般的なものはローマ字変換となるでしょうか。
少し前に、ガラケー時代ですがガラケーで小説を書く、ということへの衝撃があったのも昔の話。今は、スマホのフリック入力でレポート、卒論を書く時代です。
就活、卒論の”敵”はPC スマホ世代「ローマ字変換に頭使う」(神戸新聞NEXT) – Yahoo!ニュース
PCのローマ字変換も、もちろんPCの黎明期より主流の日本語入力ではありますが、絶対に今後、未来永劫このローマ字変換が主流であるかなんてわかりませんからね。
ここでは、数ある日本語入力の中から、主流なものをいくつか紹介してみたいと思います。
公衆電話に群がる女子高生、2タッチ入力
昔は、駅の公衆電話には女子高生が列を作る時代でした。今の若い子たちにはとても想像できない時代かもしれませんね。そんな女子高生はどこに電話するのかというと、電話ではなくポケベル送信を行います。10円をいれ、相手のポケベル番号を入力すると、凄まじい勢いで数字を入力します。
「あ」が11
「い」が12
「き」が21
ルールはおわかりでしょう。左の数字が母音番号、右が子音番号です。ツータッチで文字を入力することができるので、仕組みを把握すればかなり高速で文字を打てます。実はガラケー登場後も一部の方は設定を変えてポケベルの2タッチ入力を使っている人もいたようです。
今や懐かしい、トグル入力
トグル入力と言われてもピンとこない方も多いでしょう。ネーミングはあまり知られていませんが、要するにガラケー時代の入力方法です。
「あ」は1
「い」は11
「き」は22
「こ」は22222
これはこれで直感的でわかりやすいですが、子音がoのものは同じキーを5回も入力しないといけません。冷静に考えると無駄なことなのですが、彩雨さん世代はまさにこの入力が主流でした。
実は彩雨さんはフリック入力を完全にマスターできてなくて、あ行やい行、たまにう行もまだこのトグル入力でやることもあります。
しばらく主流?超高速のフリック入力
スマートフォン普及後はフリック入力が主流です。キーを押して滑らせるという、スマホ特有の動作を行います。片手でやる文字入力だと、もしかしたらPCのキーボードで入力するより原理的に早く入力できるかもしれませんね。
今後はしばらくフリック入力が主流となるでしょうね。
PCならみんなこれ?ローマ字変換
パソコンだと、みなさんローマ字変換を使われますね。こういうのって、いつの間にかに習得できてるんですよね。彩雨さんは、その昔チャットでわいわいと知らん人や学校の友だちと盛り上がってたときに、自然と身に着けました。自己流のブラインドタッチです。
日本語は50文字もあるのでそれを覚えるのは大変ですが、ローマ字変換だと実は組み合わせは20個程度ですので、配置を覚える量が少なくて済むのです。ローマ字変換の方が難しそうですが、実は簡単なのです。
スマホではさすがに使いませんが、タブレットだとローマ字変換を使うことがあります。また、英語を入力するときはスマホでもフリック入力ではなくQWERTタイプのキーボードで入力します。
でも、かな変換が最強だったり?
パソコンでの文字入力にはローマ字変換の他に、かな変換があります。キーボードを見てもらえれば、アルファベットとひらがながあります。かな変換だと、キーを一度押せば1文字入力できるので、全ての配置を完全に覚えることができるのであれば、かな変換の方が入力が早いという説があります。
ちなみに彩雨さんはかな変換は一切できません。周りでかな変換を使いこなしている人はなかなかいないのではないでしょうか。けっこう少数派だと思います。
実は京都情報大学院大学でお世話になっている先生に、かな変換を完全マスターしている方がおられました。教員控室でたぶん人生で初めてかな変換をスラスラ打っているところを見ることが出いました。
好きなやり方がベストだけど
スマホでもPCでも文字入力方法はいろいろありますが、あーじゃなきゃダメ、こーじゃなきゃダメってことはありません。効率!!っていう考え方もありますが、結局は好きなやり方でやるのが一番でしょう。
まぁ、とはいえ公共のものは自動改札機などほとんどが右利き用にできているものばかりなのと同じように、マジョリティが有利になるのが世の中の常ということです。共用で使うようなPCでもだと、初期設定はローマ字変換になってるでしょうからね。そこが難しいところではありますね!