2016年頃より、自分のテレビ視聴をテレビからネットに変えるようなことをしていました。
今となってはそれがすっかり当たり前になり、地上波を地上波として見ることはほぼありません。
録画をみるか、TVerを見るかはありますけどね。
アメリカはネット視聴が上回る
アメリカでは、ネット視聴がケーブルテレビ視聴を上回るほどまで行ったようです。
アメリカは日本と違ってケーブルテレビが強いところなのですが、地上波だけではなくケーブルテレビも抜いて1位になったようです。
これまではNetflixの一強でしたが、近年はDisney+が好調のようで、今後も新興勢力を含め、ネット動画が賑わうことになりそうです。
これにYouTubeなどもあるわけで、テレビとしてはライバルの増え方が半端ないですね。
これは動画だけではないので比較はできないですが、ネット全体で考えると、すでに日本でも広告費はテレビを上回っています。
2021年のネット広告費2.7兆円、初の「テレビ・新聞」超え 電通調査
ネット動画に関しては日本でも盛り上がってくることが予想されながらも、5年前にイメージしていたほどにぎわっている印象はありません。
とくに日本国内に関してはAbemaに肩を並べるようなところは生まれる気配すらなく、結局は海外勢がそのまま日本でシェアをとっていく形に落ち着きそうですね。
テレビとネットの構図
近年は多くの会社がテレビを見ることができないチューナーレスTVを出すようになりました。
NHKの受信料がどうしたこうしたということもあるのでしょうが、海外メーカーとしては日本独自の地上波構造に合わせなくていいというメリットもあるのかもしれません。
日本でもネット視聴のニーズが増せばこういったチューナーレスTVへの関心も高まってくるかもしれません。
個人的にはテレビとネットが敵対するようなものではなく、テレビがネット進出するイメージでできればいいのになと思うのですが、まぁそんな単純な話ではないのでしょうね。
Abemaのコンテンツ力はなかなかのものだと思っていますが、Abemaに張れるネットTVの会社が国内で登場したら、いい感じに盛り上がりそうだと思ってたんですけどね。
なかなかそこまで体力のあるIT会社がなかったということかもしれませんが。
別に海外勢が嫌というわけじゃないですが、結局こういう胴元で海外の会社が席巻すると、日本のお金がどんどん海外に行ってしまうんですよね。
そういう意味でも、ネット視聴で日本企業が国内でイニシアティブをとれないのは少し残念ですね。