ネットの台頭により、以前のような売り上げを出せない出版業界。
ネットで便利に記事が読めるだけでなく、ネットならではの問題も。
雑誌記事の写メ
SNSに記事の写真が上がってしまうという問題があります。
ニュース側としても拡散されてありがたいと思うことでしょう。
しかしこれが雑誌だと真逆になります。
記事に掲載される写真、文章までも読めてしまう状態でネットに上がってしまいます。
別にユーザーはネット記事のような感覚でやっているだけで、ここにいびつな構造ができてしまいます。
ネット特有の悩みです。若い方にしてみれば、何がダメなの?となるかもしれません。
例えば新聞なんかも、テレビのワイドショーで新聞記事を貼りだし紹介するコーナーがありますよね。
あれは良くて雑誌の写メはダメなの?と気持ち的になるのもわかります。
最近は週刊誌もデジタル化が進んでいますが、紙媒体の強みをどう活かせるかを見出す必要がありそうです。
デジタル絵本の在り方
絵本をYouTubeに動画投稿することが著作権違反になるということで、以前話題になったことがありました。
たしかにイラストや本の内容までもがでてしまうわけですが、YouTubeを自在に閲覧する子供たちにが多い中、絵本をYouTubeでというのはイマドキですよね。
親が読めとか保守的な意見もあるでしょうが、親も仕事がありますし、こういったテクノロジーは使えるところは使う方向でやっていける考えがあるほうがいいのかなとは思っています。
しかし著作権違反の問題は別で、ここをどう乗り越えるか。
自分は、絵本が公式で読み聞かせ動画を作ったらいいと思うんですよね。
絵本を買ってくれたら特典で読み聞かせ動画にアクセスできるとか、そういうのでもいいのかなと思っています。
ネットを味方に
出版業界も、あらゆる手を使ってこの苦境を脱しようと努力しています。
ネットは敵で排除すべきではなく、ネットは味方でそれをどう活かせるかで議論できるといいのでしょう。
これは出版業界だけではなく、全ての業種でいえることかなと思います。
まさにアイデア勝負です。