QUESTIONより
残業時間が60時間を超えると健康リスクは高まるのに幸福度は上昇するそうです。以前彩雨さんは自営業とおっしゃってましたがこの場合残業という概念は存在するのでしょうか?
これについては、ニュース記事もあります。
調査:残業60時間以上、健康リスク高くても幸福度は上昇 – 毎日新聞
記事内にもあるように、これはランナーズハイに近い現象でしょうね。まぁ幸福度って曖昧な指数でもありますから、なんとも言えないところではありますけど。
働きたくない、という願望
人生いろいろ、働き方もいろいろ。
絶対にこうじゃなきゃいけないなんてレールはありません。いろんな生き方があっていいと思います。
「極力働きたくない」生活費下げるため移住。漂流32歳の夢は仮想通貨リタイア(BUSINESS INSIDER JAPAN) – Yahoo!ニュース
世の中の人は、働きます。
仕事が楽しい人もいるでしょう、仕事が嫌で嫌でたまらない人もいるでしょう。
でも働きます。
「働きたくない」と思う人も多いと思いますが、そんな理由で仕事をしない人はかなり少数派です。だって生活しなきゃいけないわけですからね。
この記事にある方は、そんな働きたくない、という願望だけで会社をやめ、生活費が極力かからないところへ移住されたようです。
そういう生き方もおもしろいなと思います。
働きたい、という願望
この記事の方は、結局は働いています。「退屈」「会社はお金のかからないコミュニティー」という言葉がとても印象的です。
よく宝くじで何億当たったら仕事をやめて家買って…みたいな話をされるかたも多いですが、実際はどうなんでしょうね。なにもしないでふらふらとしながら生きていくことはできるのでしょうか。性格にもよるんでしょうけどね。
結局のところ、ほどよい忙しさと、ほどよい疲労、ほどよい不快感、そういうのもまた人生のいい刺激となりうるものなのかなとも思います。
残業60時間の概念
ミュージシャンというのは、基本的に残業という概念はありません。なので、正直なところ残業60時間といわれても、自分にはなんのことだかわかりません。
ライブでアンコールを一曲プラスでやったとして、「あー今日は10分残業だ」なんて思わないです。
また、就業時間という感覚もありません。基本的に、家でやらないといけない仕事は休みの日じゃないとできません。
「よし明日は休みだ、やっとたまった仕事ができる」
ということです。ミュージシャンだけじゃなく、こういう職種ってけっこう多いと思うんですよね。
仕事を労働時間と対価でしか考えられないと、うまく変換ができません。「この曲は10分で作った」というのをよく時給換算したがる方もいますが、全く無意味なことです。
若い頃は24時間ずっと仕事してるって感じで過ごしてました。ここ数年でこの考え方も変わって、それがつまるところの、働くとはなんだろう、ということにつながってくるのです。
自分の中では、「仕事」「休み」の概念を極力取り払う考え方をここ数年間で考えるようになりました。音楽作るのも、ライブやるのも、ご飯食べるのも、映画見たりサッカー見たりするのも、生きるということすべてが「仕事」であり「休み」である、毎日24時間仕事してるけど、毎日24時間遊んでいる感覚、そんなイメージです。
こう考えるほうが、人生楽しいですね。
でもこの働くとはなんだろう、自分でもよくわかってないし、この考え方もきっと年を取るにつれて変わっていくものなのかなとは思います。なんなのかはわからないけど、これからも毎日楽しく生きようと思います。