昔から、トレンドは何度も繰り返すという話がありますよね。
昔流行していたものが、形を変えて何度も流行します。
チェキで残るフィルム文化
撮ったその場でプリントされ写真がでてくるといえば、ポラロイドカメラです。
日本でも80年代に富士フィルムが参入しユーザーが増えましたが、歴史は長く戦後間もないころから存在しています。
その後はデジタルカメラの登場、さらには携帯電話、スマートフォンの普及で、ポラロイドカメラだけではなく、フィルム文化そのものがかなり衰退しているようにも見えます。
その一方で、2010年代後半以降、チェキが若者の間で流行するようになりました。
しかもこのチェキも、販売開始当初は注目されるも下火になり、時間をかけて再流行したという特徴があります。
チェキが発売したのは1998年です。
この頃の若者にとっては、ポラロイドカメラはリアルな存在であり、小さくプリントされるポラロイドカメラという印象だったと思います。
しかし2010年代後半の若者にとっては、そういった形に残る写真という考え方そのものが新しく、心をつかんだのでしょう。
そう考えると、よくトレンド周期は15年といいますが、15年の根拠は世代交代のタイミングなのかもしれませんね。
感熱紙ブームもくるか
興味深い商品が発売されるようです。
かなり小さいプリンターですよね。これ、感熱紙のようです。
レシートでは今でも使われる感熱紙ですが、家庭に感熱紙があるところはもうほぼないかもしれませんね。
FAXを使う家庭であるかどうか、といったところでしょうか。
そもそもプリンターがない家庭が増えている中、スマホやタブレットも普及し、何かを印刷して残すという概念はほぼなくなったといえます。
こんな世の中にプリンター、しかも感熱紙なんてどうなんだという感じですが、こういうのも一周回ってということはあり得そうです。
よく一部の若者でカセットテープが人気みたいな話もありますが、15年~30年くらい前に流行していたものを分析すると、今後のトレンドなんかに先乗りできるかもしれませんね。