キャッシュレスが浸透していく中、リスクに関しても必ずセットで議論されています。
その中でも多くの方が気にするところは、災害時の通信障害です。
もっとも、近年は災害時じゃなくとも通信障害が起きています。
なにかがあったときに決済できないのは困る、という懸念はどこまでも付きまといます。
PayPayはオフライン支払いモードを実装
PayPayはオフラインに対応しました。
これは数あるキャッシュレスの中でもかなり珍しいです。
PayPay、「オフライン支払いモード」を搭載 つながらない場合に自動適用(BCN) – Yahoo!ニュース
5000円、1日2回までという制限があるものの、緊急時でしたら合計1万円も使えれば十分ですよね。
これ、要するに一時的にクレジットカードのように支払いをプール状態にしておく感じっぽいですね。
通信障害とはいえ、よほどの大災害でなければ6時間もすれば回復するでしょうし、それこそ一週間も通信が遮断されるような大災害が起きれば、もはや買い物どころではなくなりそう。
今後は衛星通信なども普及し、災害時の通信障害は減っていくことにもなります。
現実的にはいい落としどころだと思います。
オフラインといえばインプリンタ決済
オンライン、オフラインという話になってくると、昔はいったいどうしていたんだと疑問を持つ方もいるかもしれません。
携帯電話が普及する以前よりクレジットカードは存在していましたからね。
実はクレジットカード決済は昔はオフラインでやるための機能が備わっています。
それが、クレジットカードの表面がでこぼこしている理由にもなっています。
インプリンタというのは、そのでこぼこを物理的にコピーするための機械です。
カード情報を紙に写し取るような形です。
自分自身も長くクレジットカードを利用していますが、このインプリンタ決済に遭遇することはありません。
昔はそうするしかなかったわけですが、実際はセキュリティ的にもかなり甘く、今はICカード決済を推奨していますよね。
インプリンタ決済をする現場も減ってきているので、でこぼこしていないフラットなカードも増えています。
ただまぁ、こういった通信障害なんかではいいかも?