老後は年金がもらえますが、その受給額は徐々に下がっています。
インフレも合わさり、年金だけで暮らしていくのは大変そうです。
東南アジアで悠々自適
10年くらい前だったか、老後に東南アジアで悠々自適に暮らすリタイア生活というのが話題になったことがありました。
大きな家に住めるし、お手伝いさんなども雇えるし。
しかも日本の食材なども今は多く輸入されています。
物価の安さがそれを可能にするわけです。
年金だけでそれが可能というのは、けっこう魅力に思えます。
しかし、この円安の動きでそれも厳しくなっているようです。
今は日本人が海外に出稼ぎに行く時代ですからね。
時代も変わったものです。
老後をどう生きるか
今は金利差による円安ですので、アメリカの利上げが止まれば自然に円高になるでしょう。
しかし長期的に見た時、いわゆる安全資産というところで日本円が選ばれるか、怪しいところ。
上下ありつつも、ゆるやかに円安になっていくのではないかと思っています。
じゃあそれに見合うだけの年金がもらえるかというと、そうもいきません。
物価据え置きだとしても少子高齢化により、受給額が上がる見込みは少なくともありませんよね。
インフレとダブルパンチで、年金だけで生きていくのは厳しそうです。
国もそれはよくわかってますので、貯蓄癖がついている日本人にどうにか資産運用を促すべく、NISA制度の改革を始めました。
なにかミラクルが起きて安定して暮らせるようになるといいんですけどね。
遠い将来的にはベーシックインカムも充実するとは思うのですが、僕らの世代では難しいかもしれません。
ある意味ではちょうど谷間の世代になってしまうかもしれませんが、今のうちから少しずつ考えていきたいものですね。