来年は久しぶりのうるう年ですね。
2月が1日多いということで、4年に一度の珍しい瞬間。
同じようにうるう秒というものも存在しています。
しかしこのうるう秒ですが、廃止されることになりました。
時間の定義は難しい
みなさんは1秒とはなにかを説明できますでしょうか。
1日が地球が一周する時間なんだから、それを均等に割ったものだ、と考えるかたも多いでしょう。
しかし実際はちょっと違います。
1秒の定義は以下の通り。
原子時計では、セシウム原子がその2つのエネルギーレベルの間を遷移するときに放射または吸収するエネルギーの固有周波数で9,192,631,770回振動するのに要する時間を1秒と定義しています。
Googleの検索AIより
昔は先述の通りでしたが、今は原子時計によって決まります。
まぁほぼ一緒なんですけど、微妙に違うのです。
というのも、地球の自転スピードが一定ではないんですよね。
なので調整するためにうるう秒というのがあります。
うるう秒は廃止へ
しかしこの制度を廃止することになりました。
現在まですでに27回うるう秒を実施しています。
ちなみに最後におこなったのは2017年の1月です。
ニュースでも取り上げられましたので、覚えている方もいるかもしれません。
廃止にする理由は、これによるシステムエラーを防ぐためです。
昔以上にコンピュータ管理の社会ですから、これでトラブルが起きたら大変というわけですね。
記事によれば「40年まで延長可能とする猶予を設けるほか、ずれの上限を現在の0・9秒以内から、「短くとも100秒」に延ばすべきだとした。」とあります。
ということは100秒以上ずれたらそのときにまた考えればいい、という感じなのでしょうね。
自転スピードは微妙に変わりますし、100秒のずれがどれくらいの頻度で来るのかわかりませんが、なかなかのずれですよね。
その時は満を持して100秒のずれを修正する日があるのかもしれません。
やるとしたら何十年、何百年に一度かも?これはこれで歴史的なイベントになりそうです。