AIのAPIが安く使えることで生まれるメリット


これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです。

Gemini 2.5 Flash-Lite – 最速最安のAI登場

画期的な新サービスの登場

GoogleからGemini 2.5 Flash-Liteという、最速最安のAIが一般提供を開始しました。このニュースを聞いて「何これ?」と思った方も多いかもしれませんが、実はこれ、AIの世界では結構大きな出来事なんです。

APIって何?出張するAIの仕組み

まず、APIについて簡単に説明しましょう。普段私たちがChatGPTやGoogleのGeminiを使うときは、それぞれのウェブサイトにアクセスして、そこでチャットをしながらサービスを受けますよね。APIというのは、それとは違って、AIに「出張」してもらうような仕組みなんです。つまり、自分たちで作った枠組みやサービスの中に、生成AIに来てもらって働いてもらう感じです。そして、その出張費用がAPI費用というわけです。

圧倒的なコストパフォーマンス

今回発表されたGemini 2.5 Flash-Liteは、この出張費用が驚くほど安いんです。実際に調べてみると、Claude、ChatGPT、Geminiなど、いろんな会社がAPIを提供していますが、Geminiが一番安いことが分かりました。これは本当に画期的なことで、業界でも話題になっています。

なぜ安いAPIが重要なのか

なぜ安いAPIが重要なのでしょうか。世の中にはたくさんのAIサービスがありますが、その裏側では全部このAPIが動いています。しかし、API料金が高いと、「面白いサービスを作ろうかな」と思っても、「ちょっとこれは金額的に厳しいな」となってしまうことが多いんです。でも、これがすごく安くなれば、いろんな自分たちのサービスにAIを組み込めるようになります。

実際の活用事例とコスト比較

実際、筆者もメルメリーという開発中のサービスがあって、現在DiscordやLINEで動いているものはChatGPTを使っていますが、今後はこの安いGeminiに切り替えることを検討しています。高級なAIは1回のやり取りで何十円、何百円かかることもありますが、Flash-Liteはめちゃくちゃ安いので、気軽に使えるんです。

業界への影響と今後の展望

この安いAPIの登場で、きっと多くの人が「今まで高くて手が出せなかったけど、これなら何か作ってみようかな」と考えているはずです。そして、ChatGPTなど他のサービスも、この価格に対抗して値下げしてくる可能性もあります。

技術だけでは変わらない、アイデアが鍵

ただし、どんなに素晴らしいAIができても、それだけでは何も変わりません。大切なのは、それを使って何をするかです。いろんなアイデアを持った人がこういう技術に乗ってくると、面白いことが広がっていきます。だからこそ、値段が安いAIの登場は、できることを増やす大きなチャンスなんです。

無限に広がる可能性

例えば、ゲームの中にAIを組み込んだり、ノベルゲームで新しい体験を作ったり、ホームページに単なるチャットボットではない、もっと違った形でAIを組み込んだりすることも可能になるでしょう。筆者も最近、API の使い方に慣れてきて、メルメリーを2年前に作り始めてから初めてこの世界に触れるようになりましたが、今では全然違う発想でいろんなことができるようになったと感じています。

AI開発の民主化への第一歩

高い料金だとモチベーションが下がってしまいがちですが、これだけ安ければ、いろんなアイデアを出して、いろんなことを試せます。すぐに何かを作るわけではありませんが、頭の片隅に置きながら、API を活用した面白いものを作れたらいいなと考えています。

このGemini 2.5 Flash-Liteの登場は、AI開発の民主化とも言える出来事です。これからどんな面白いサービスが生まれてくるか、本当に楽しみですね。