長年商品管理で使われてきたバーコード、見たことのない人などいないくらい、定番です。そんなバーコードですが、長年の役目を終えここで世代交代の流れになっているようです。
バーコード ICタグへ世代交代? 最大の課題は(産経新聞) – Yahoo!ニュース
バーコードからICタグへ
現在は商品のパッケージにバーコードがついて、それを読み取る形で商品管理をしています。レジでバーコードを読み取り、何を買ったかを自動で入力できるようになっているのです。とても便利なシステムで、合計金額から商品管理まで一括して行うことができます。アメリカでは60年代から使われるようになり、日本でも70年代後半から少しずつバーコードが導入されることになりました。
バーコードから世代交代しようとしているのが、ICタグです。
ICタグはバーコードのように大きくつけるわけじゃなく、小さなチップを埋め込むようなスタイルになります。洋服など、衣服に内臓させてしまうこともできるので、今のようにタグをつける必要もなくなります。
なにより便利なのは、ICタグの読み取り方です。段ボールに入っていても、その中身をまるごと読み取ることができます。これは商品管理の上ではとても画期的なことです。同じように、レジに持っていくときも、かごをそのまま素通りで商品決済をすることができます。クレジットカードと紐づけてしまえば、レジを通さずとも店を出れば買ったことになる、ということも可能です。人員削減にもつながるかもしれません。商品も結果的に値下げすることが可能かもしれないですね。
ICタグの問題点は?
転換期というのは、とてもコストがかかるもの。レジのシステムも一新しなければなりません。なによりも大変なのは、ICタグ自体のコストです。バーコードは紙に印刷するだけですから、コストはないに等しいのです。しかし、ICタグは物理的にICチップというモノが必要になるわけで、バーコードのようになんでもかんでもつけられるわけでもないのです。その分商品にも上乗せされ、値上がりしてしまうかもしれないです。
という矛盾もありながら、今後はどうなる?
一気にすべてのものというわけにはいかないでしょうが、キャッシュレス社会の流れからすると、コンビニなどはICタグ化されるかもしれないですね。あとは大量生産で、タグ自体を安くできるような仕組みにするしかないでしょう。
これまで当たり前のようにあったバーコードも、そのうち「平成生まれが懐かしいと思うモノ」リストに入るような時代になるかもしれないですね。