先日、楽天モバイルでもiPhoneの取り扱いが発表となりました。
キャリア販売される端末ってどれくらい意味あるのかなと思うけど、それなりに喜ぶ声も多かったということで、需要があるんだな。
楽天モバイルがiPhoneの取り扱いを開始
楽天モバイルはこれまでiPhoneを取り扱っていませんでした。
なぜiPhoneを扱わないのか、やる気ないのか、と言われ続けていた楽天モバイルですが、おそらくやりたくでもできない事情があったと推察されます。
今回どうにか契約数も増え、APPLEが定める規定をクリアし、iPhoneを扱うことができるようになったという見方が一般的です。
とはいえ、これまで非対応だったかというと、そうでもありません。
実際に自分もiPhone12 miniを楽天モバイルで使っていますしね。
残念ながらこれまでは5Gは使えませんでしたが、今度から使えるようになるようです。エリア拡大もされていますし、楽しみですね。
ちなみにminiで税込み87712円からとなっています。
APPLEから直接購入すると82280円です。
あれ…
それでもキャリアがiPhoneを扱うということで喜びの声が多いです。
まぁポイントなどもらえるキャンペーンを利用すれば、キャリアで買う方がお得かもしれません。
なぜ楽天モバイルの電波が悪いのか
ユーザーが増えたことで、楽天モバイルの電波が悪いという話がまた増えたように感じます。
自分は正式スタート前から楽天モバイルユーザーですが、あのときはいろいろ事情を知っている人が多かったですからね。
電波が悪いのは当たり前であることを把握して使っているので、あまり気にしていませんでした。
しかし今は一般ユーザーが増えたことで、楽天モバイルの電波は悪い!怠けているのか!
と怒る人がいます。
そんな人のために、超簡単になぜ楽天モバイルの電波が悪いのかを解説します。
一般的にスマホの電波といっても、いろんな種類があります。
それらは周波数帯によって分けられます。
大手三社は、数多くの周波数帯を持っています。
周波数帯の高いところは高速通信が可能ですが、あまり遠くに届きません。
逆に周波数帯の低いところは低速通信ですが、遠くに届きます。
数多くの電波を同時に出し、山間部は広く届くように、都市部は高速通信ができるようにと、バランスを取りながら快適にスマホが使えるように調整しているのです。
楽天モバイルは、他の大手三社と違います。
1.7GHz帯しか持っていません。そのため、そういった調整はできません。
この帯域は、そこそこ高速で通信できますが、あまり遠くに届かない、建物に入ると弱くなる電波です。他社ならば他の周波数帯と組み合わせて調整できますが、楽天モバイルはそれができないため、建物に入ると電波が急に悪くなるのです。
じゃあ、他の帯域も使えばいいじゃないか。やはり怠けているじゃないか!
と思う人もいるかもしれません。
しかし電波は公共物です。そのため、国に許可をもらってその電波の帯域を使わせてもらう必要があります。
ですが、大手三社がすでに他の周波数帯を使っているのです。楽天モバイルの入る余地はなく、仕方なく限られた電波だけで大手三社と戦わないといけない、というのが現状です。
つまり、これは頑張ってどうにかなる問題でもないのです。
楽天モバイルは他の周波数帯、とりわけプラチナバンドと呼ばれる、建物にも強い電波を欲しがっています。しかし大手三社はもちろん反対しています。
うまくいけば来年のどこかでプラチナバンドの再配分が行われる可能性もあります。そうなれば劇的に楽天モバイルの電波はよくなりますが、どうなることでしょうか。
ユーザーとしてはありがたい話ではありますが。
格安プランが出そろったところで、次の焦点はこのプラチナバンドの在り方に移りそうですね。