関係ある?関係ない?今どきの地震予知、地震予兆の話


先日、オーストラリアでクジラが140頭以上も打ち上げられたというニュースがありました。

クジラ140頭以上が死ぬ、海岸に打ち上げられ 豪南西部(CNN.co.jp) – Yahoo!ニュース

海岸にこのように生物が大量に打ちあがるというのは、地震の予兆ではないかという話があります。

東日本大震災の一週間ほど前には茨城県で50頭ほどのイルカが打ちあがりました。その直前に起きたニュージーランドのクライストチャーチで起きた地震の前にはニュージーランドで100頭以上のイルカが打ちあがりました。

関係ある?生物大量死と地震の関係

地震によって起きる磁場の変化などをクジラやイルカが感じ取り、正しいルートで泳げなくなり海岸に打ちあがってしまう…みたいな話もあります。クジラやイルカは超音波を発し、それでコミュニケーションを取っています。この能力が乱れてしまうということですね。

昔から、ナマズが騒ぐと地震が起きるなんていわれてます。また、地震直前に動物たちが異常行動を起こすなんて言われてますしね。

ですが、結論からいうとこういった海岸打ち上げと地震は関係ないのでは、といわれています。というのも、地震も頻繁に起きてますし、クジラやイルカの打ち上げも意外と頻繁に起きているのです。現段階で相関関係を導き出すことができるほどのデータ量ではないみたいですね。

関係ある?地震雲と地震の関係

同じように、よく話題になるのが地震雲です。変な形の雲が出ているとTwitterとかでも話題になります。地震雲が伸びている方向で地震が起きるなんて話もありますね。

ですが、これも全く科学的には根拠がないことで、気象庁のホームページにもしっかり書いてあります。

地震予知の黎明期でちょっとでた噂話みたいなのがどんどん尾びれがついて、こういった地震雲の話に発展したなんて話もあります。

今どきの地震予兆

昔は井戸水がなくなるとか、温泉の温度が変わるとか、そういう予兆もありました。最近は電子機器が増えてますので、GPSの位置情報がずれるとか、携帯電話の電波がどうこうとか、そういうタイプの地震予兆があるみたいですね。

電波、電磁波、そういうところまで話を深めるとたしかに関係あるのかな?なんて思いますけど、実際のところは地震予知というのは本当に難しい技術のようですね。

地震はよくわからないし、怖いものです。だからこそ、予知についていろいろな噂話がでるものです。SNSの普及でそういう情報も写真とともに広まりやすくなりましたし、そのような不安は大きくなっているような気もします。

ただ科学的に根拠がある、ないは別としても、いつ大きな地震が起きてもおかしくない日本ですから、常に防災意識を持って行動したいものですね。