これはニュース読み配信の文字起こしをブログ化したものです。
今日は、政府がマイナンバー保険証の利用率向上のために、病院に対して最大20万円の一時金を支給する取り組みについて考えてみたいと思います。
マイナンバー保険証の現状と課題
政府は、今年12月2日から健康保険証を新たに発行しないことを決めています。しかし、今年3月時点でのマイナンバー保険証の利用率はわずか5.47%。私自身も、まだマイナンバー保険証を使っていません。以前、歯医者で使えるか尋ねたところ、使えないと言われたことがあります。今は使えるようになっているかもしれませんが、そのまま保険証を使い続けています。利用率の低さは、マイナンバー保険証の普及における大きな課題と言えるでしょう。
利用率向上に向けた政府の取り組み
政府は、5月から7月までを「マイナ保険証利用促進集中取組期間」として、利用促進に全力を挙げています。この期間中、マイナンバー保険証を利用した人数の増加に応じて、クリニックには最大10万円、病院には最大20万円の一時金を支給することになりました。チラシの配布など、様々な方法で利用を呼びかけているようです。利用率を上げるには、こうした強力な推進策が必要なのかもしれません。
将来的な展望とマイナンバーカードの可能性
近い将来、マイナンバーカードがスマートフォンに組み込まれる予定です。数年後には、スマホだけで病院に行けるようになるかもしれません。キャッシュレス決済もスマホに統合されれば、文字通り手ぶらで受診できるようになります。ただ、現時点でマイナンバーカードを持っていない人も多いはずです。そういった人たちにどのように対応していくのか、気になるところです。免許証との統合も決まっているので、マイナンバーカードは今後ますます重要になってくるでしょう。
マイナンバー保険証の利用率向上は、政府にとって大きな課題です。一時金の支給など、強力な推進策を講じなければ、なかなか利用率は上がらないのかもしれません。一方で、将来的にはマイナンバーカードがスマホに統合され、より便利になることが期待されます。マイナンバーカードを持っていない人への対応など、克服すべき課題はまだありますが、デジタル社会における身分証明の在り方が大きく変わろうとしています。その動向から目が離せません。