春だけどノロウイルスが拡大中!理由とその対策


これはニュース読み配信の文字起こしをブログ化したものです。


ノロウイルスが“春にも”大流行中!?今年の異例な感染拡大の理由

「ノロウイルス」と聞くと、なんとなく冬のウイルスというイメージがある方も多いのではないでしょうか。実際、例年の流行は冬が中心。でも、今年は春になっても流行が止まらないという異例の事態になっているそうです。

感染症の専門家によれば、2種類のウイルスが時期をずらして流行しているため、通常よりも長く続いている可能性があるとのこと。さらに、新生活がスタートする春は、学校や職場などで集団生活が始まる季節。これも感染拡大の一因とみられています。

ある女性患者は、娘→夫→自分と、家族内で感染が広がったそう。さらに、仕出し弁当によって72人が食中毒になった事例も報告されており、私たちの生活にかなり近いところでリスクが潜んでいることを痛感します。

手洗いだけじゃ足りない!?スマホが“感染の経由地”に

ノロウイルス対策といえば、「手洗い・加熱・消毒」が基本。トイレ後、調理前、食事前には石鹸でしっかり洗う。これ自体は従来通りの大切な対策です。

でも、今注目されているのが「スマホによる二次感染」。実は、トイレのあとにスマホを触ることで、スマホにウイルスが付着してしまうんです。そして、きれいにしたはずの手で再びスマホを触れば…ウイルスはまた手へ。しかもスマホは、そのまま食卓に置いたり、外出先にも持っていったりと、常に身近にある存在。

「手は洗ったけど、スマホは洗っていない」。これ、けっこう多くの人がやっているんじゃないでしょうか?スマホを触りながら食事をする人も少なくない中、これは見逃せない感染ルートになっています。

春こそ注意!ノロ対策は「手+スマホの清潔」が鍵

今年の春は、気温が低く乾燥した日が続いたこともあって、ノロウイルスにとって過ごしやすい環境が続いたともいわれています。結果として、春先にも感染が拡大しやすい状態が続いているのです。

自分自身も、ついスマホを触りながら食事をしたり、トイレに持ち込んでしまったりという生活スタイルだったので、この話を聞いて「気をつけなきゃ」と改めて感じました。

ノロウイルスは嘔吐・下痢・発熱・腹痛など、辛い症状を引き起こします。重症化は少ないものの、家庭内感染や職場でのクラスターにもつながる厄介な存在です。今一度、スマホの定期的な消毒も習慣にしていきたいですね。