これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです。
KINTOがNFTを活用!安全運転ドライバーに証明書を発行
トヨタのサブスクサービス「KINTO」が、業界初の取り組みとして、安全運転ドライバーにNFTの証明書を発行し、ブロックチェーン上に記録する実証実験を行うそうです。
KINTOでは、サブスクサービスの車両から運転データを収集・分析し、安全運転をしていると判断されたドライバーにNFTを活用した証明書を配布します。これは、免許証のゴールド免許のようなものと言えるかもしれません。ただし、ゴールド免許は交通事故を起こさなかったという証明であり、必ずしも安全運転の証明ではありません。一方、金とのシステムでは、実際の運転データを基に判断されるため、より信頼性が高いと言えるでしょう。
NFTにする意味とは?ブロックチェーンならではのメリット
ここで疑問なのは、なぜNFTを活用する必要があるのかということです。単にデジタルバッジを配布するだけでも、安全運転ドライバーの証明はできるはずです。
NFTを発行する最大のメリットは、誰がそのNFTを持っているかを誰もが知ることができる点にあります。他社のカーシェアリングサービスなどでも、そのドライバーが安全運転の証明を持っていることを確認できれば、料金を割り引くなどのインセンティブを与えることが可能になるでしょう。
NFTの活用事例を広げる!音楽業界でのアイデア
この考え方は、他の業界にも応用できます。例えば、音楽のライブチケットをNFTにすれば、そのライブに参加した人の一覧を取得できます。アーティストが別のバンドに移籍した場合でも、以前のバンドのNFTチケットを持っているファンに優先購入権を与えるなどのことが可能になります。
また、特定の会場でのイベントのNFTを持っていれば、割引きやプレゼントがもらえるようなキャンペーンを打つこともできるでしょう。NFTなら、そのチケットが本当に本人のものであることを確認できるため、不正を防ぐことができます。
NFTの活用はまだ始まったばかりです。今後、様々な業界でNFTを活用した面白いサービスが登場してくるかもしれません。そうした新しい取り組みにも注目していきたいと思います。