アメリカで合成着色料を廃止にするという動きがあるようです。
理由は肥満や糖尿病とあります。
今回は手書きブログです。
着色料と肥満
アメリカは肥満といった健康問題は昔から大きな問題となっています。
今回の措置も健康増進が狙いと記事にはあります。
でも着色料と肥満ってどう関係があるんだろう。
ちょっと気になって、調べてみました。
ざっと調べてみたところ、着色料がダイレクトに肥満や糖尿病に直結するわけではないようです。あくまで高カロリーな食べ物が原因です。
ですが、アメリカではそういった高カロリーな食べ物に着色料が使われるケースが多いようで。
つまり、着色料を禁止→高カロリーの食べ物の色が変わる?→あまり食べなくなる?
という流れを期待しているのかもしれません。
着色料と健康
アメリカでは赤色2号、赤色3号を発がん性物質を理由に禁止しています。
合成着色料の健康への害についてはパープレ検索によると下記の通りです。
- 発がん性
動物実験(特にラット)で高用量の赤色3号など一部の着色料に発がん性が認められた例がありますが、ヒトでの明確な証拠は現時点で確認されていません - アレルギー反応・蕁麻疹
一部の合成着色料はアレルギー反応や蕁麻疹、鼻炎、ぜんそくなどの症状を引き起こす可能性があるとされています - 注意欠陥・多動性障害(ADHD)との関連
イギリスの保健省などは、特定の合成着色料が子どもの注意欠陥・多動性障害(ADHD)の症状を悪化させる可能性を指摘しています - ホルモン・免疫系への影響
合成着色料は体内で分解されにくく、ホルモンや免疫システムを乱す恐れがあるとも言われています - その他
甲状腺機能障害や遺伝子への悪影響(胎児の奇形など)の可能性も一部で指摘されています
日本ではこれらについて、アメリカほど規制は強くありません。というのも、相当な量を摂取しないとその効果が現れないからです。アメリカは厳しいですが、日本人とアメリカ人の食べる量の差もあるのかもしれません。
ただアメリカでのこの動きは、世界全体で合成着色料について議論を生むきっかけになるかもしれませんね。