これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです
Chapter 1: ジョニー・アイブ氏との協業で本格始動
OpenAIは2024年9月、Apple元デザイナーのジョニー・アイブ氏と協力してAIデバイスを開発中であることを認めました。そして2025年5月、アイブ氏が設立したIOという会社を買収し、彼をOpenAIのクリエイティブ及びデザインに関する幅広い役割に就任させると発表しました。
サム・アルトマンCEOは「会社として最大の偉業を成し遂げるチャンス」と語り、SNS事業なども含めてAIを通じた既存サービスの再設計に本格的に乗り出す姿勢を見せています。iPhoneを生み出したデザイナーの参画により、AIデバイス開発の現実味が一気に高まりました。
Chapter 2: スクリーンから離れる革新的コンセプト
開発中のAIデバイスは「ユーザーをスクリーンから離れさせることが目的」とされ、従来のスマートフォンとは根本的に異なるアプローチを取っています。スマートグラスでも体に装着するデバイスでもない、新しい形態を模索しているようです。
リークされた情報によると、iPod Shuffleほどコンパクトで、首からかけて使用するペンダント型の端末が検討されています。環境検出用のカメラとマイクを搭載し、ディスプレイは搭載せず、スマートフォンやPCと接続してコンピューティングパワーやディスプレイを活用する設計です。
胸元に装着することで、ユーザーの視界と同じものをAIが常に認識し、聞いている音も同時に把握できる仕組みになると予想されます。
Chapter 3: 2026年末リリース予定の野心的計画
OpenAIは2026年末までにAIデバイスをリリースする計画を発表しました。アルトマンCEOは「初日に1億台を出荷するつもりはないが、どの企業よりも早く1億台を出荷することになるだろう」と予測しており、大規模展開への自信を示しています。
ただし投資家には2029年まで利益が出ないと説明しており、長期的な投資として位置づけられています。Appleのハードウェアとソフトウェアの統合手法にリスペクトを示し、競合他社の技術盗用を避けるため極秘開発を進めているとのことです。
イヤホンやスマートフォンとの連携により、AIが生活をサポートする全く新しい体験を提供する可能性があります。価格次第では、スマートフォンに続く次世代デバイスとして大きな注目を集めそうです。