朝起きられない子供が多いといわれています。昔からそれは怠け、として扱われていました。しかし起立性調節障害(OD)という病気があるそうです。
最近になって理解が進んでいる分野です。
【特集】怠けじゃない、朝起きられない子ども 「起立性調節障害」とは?(MBSニュース) – Yahoo!ニュース
こちらの記事にも詳しく事例とともに紹介されていました。それにしても、自分自身もこの病気のことは知りませんでしたし、きっとこれまで「怠け」とされて子供時代を過ごした人も多くいたことでしょうね。
朝、起きることができない
学校の時は朝起きられないけど、遊びに行くときは起きられる、という人も多いでしょう。でもこの病気だと何があっても起きられないそうです。
午前中の間は頭が回らず、頭痛、それにだるさ、これはなかなかしんどいですね。
小学生の5%、中学生の10%がこの症状にあてはまると記事にはありましたが、これってけっこう割合としては多いかなと思います。もちろん記事にあるように朝薬を飲んで…という重い症状ばかりではないかと思いますけどね。なんとなくあてはまってるなと感じている人もいるかもしれません。
思春期のバランスの乱れで起き、大人になるにつれて自然と治るケースも多いようですね。
理解が大切
明らかな見てわかるほどの病気や怪我ではなく、症状としては「朝起きることができない」ということなので、理解を得るのは難しいかもしれません。
学校というのは集団行動を学ぶ場所でもありますので、これを「怠惰」とされてしまえばそこまでです。親もそう接している人も多いでしょう。
しかし、そう子供に言い続けてしまうと、子供というのは純粋ですので、どんどん自分にそういうレッテルを貼っていき、「自分は怠けものだから、もういい」と、そう育ってしまいます。
なによりも大切なのは周りの理解でしょうね。午前中にできないなら午後から行けばいい、足りない勉強はインターネット授業など別の場所で補えばいい、そういう柔軟な対応ができるかどうかがポイントになってくるでしょう。
それにしても、世の中にはいろいろな病気があります。これまでもすーっと見過ごされていた病気もたくさんあったのかもしれないですね。