QUESTIONより
わたしはカトリック系の高校に通っていたので、街中で流れるクリスマスソングを口ずさみたくなることがよくあります 。でも、クリスマスソングはタイトル(日本語題名)や歌詞がプロテスタントの日本語訳が多く、戸惑います。 「きよしこの夜→しずけき真夜中」「荒野の果てに→あめのみつかい」はとして歌っていました。 やはり、世間的にはプロテスタント系の方がメジャーなのでしょうか?
たしかに、クリスマスソングはプロテスタント系とカトリック系で翻訳が違いますね。
キリスト教では「主の祈り」というのがありまして、天にまします我らの父よ~という有名な祈りの文言があります。
これもカトリックとプロテスタントで翻訳が違います。いってることは同じなんですけどね。
ちなみに中学、高校時代は暗記してました。
プロテスタントとカトリックの違い
同じキリスト教でも、いろいろなものがあります。実はキリスト教という大きなくくりでは同じなのですが、プロテスタントとカトリックはけっこう違います。
例えば司祭を牧師というのはプロテスタント、神父と呼ぶのはカトリックです。讃美歌と呼ぶのはプロテスタント、聖歌と呼ぶのはカトリックです。他には、十字架にキリストがいるのがカトリック、プロテスタントは偶像崇拝を禁止していますので、キリストの像はおろか、マリア様の像もありません。あるのは聖書と十字架、それだけです。(ちょっと違うかもだけど)
考え方にも大きな違いがあります。カトリックはバチカンのローマ教皇がもっとも重要で権威があると位置づけています。プロテスタントはそもそもローマ教皇の権威とは別のものであり、聖書を絶対の権威と位置付けています。(ちょっと違うかもだけど)
キリスト教は歴史的にもローマ教皇の権力が非常に強いものでした。しかし16世紀に宗教改革といって、反抗した人がいたのです。それがルターです。
プロテスタントというのは、その文字通り反抗した人たちのことなのです。(ちょっと違うかもだけど)
どちらが正しいとか、そういうことでもないのです。
ちなみに日本に一番最初に入ってきたキリスト教はカトリックです。
どっちが多いの?
では質問に戻りまして、プロテスタントとカトリック、どちらが多いのでしょうか。
これは国によっても微妙に違います。アメリカはだいたい半々くらいなのですが、イギリスはプロテスタントのほうが多いです。日本ではカトリックのほうが多いです。
ただ、カトリックは一つの流派ですので統計が取りやすいのですが、プロテスタントには多くの流派があり、統計が取りにくいという話もあります。
世界的には圧倒的にカトリックのほうが多いです。キリスト教徒の半分くらいはカトリックです。
ではなんで「きよしこの夜」が有名なのか
日本ではカトリックのほうが多いのに、有名な「きよしこの夜」はなぜプロテスタント訳のほうが有名なのでしょうか。
おそらく、これは日本での讃美歌研究に努めた由木康氏がプロテスタント系の牧師さんだったからでしょうね。
自分自身、そこまでこれについて疑問に感じたことはなかったのですが、質問者さんのQUESTIONを見てたしかにそうだなと思いました。
由木康氏は生涯で100曲以上も讃美歌に日本語訳をつけた人です。日本でクリスチャン以外の人でも讃美歌の曲を知っているのも、由木康氏のおかげかもしれませんね。
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