これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです。
Googleが、2026年にもパソコン向けの新しいOSをリリースする、という計画を明らかにしました。これは、既存の「Chrome OS」と、スマートフォン向けの「Android」を完全に融合させ、さらに同社のAI「Gemini」を深く組み込んだ、全く新しいOSになるということです。
AIがOSの中心に。Apple、Microsoftを出し抜くか?
AppleはSiriのAI化で、MicrosoftはCopilotで、それぞれOSとAIの融合を目指していますが、今のところ、決定的な成功を収めているとは言えません。AppleはAI開発そのもので出遅れていますし、Microsoftは提携するOpenAI(ChatGPTの開発元)との関係性が、以前ほど良好ではない、という事情もあります。
その点、Googleは自社で強力なAI「Gemini」を開発しており、この分野で大きなアドバンテージを持っています。この新しいOSが、ユーザーのあらゆる操作をAIエージェントがサポートする、という革新的な体験を提供できれば、パソコンOS市場の勢力図を塗り替える可能性すらあります。
AIとOSの統合が、次のトレンドになる
2024年から2025年にかけては、「AIとWebブラウザの統合」が大きなトレンドになると、僕は予測しています。そして、その次のステップとして、いよいよ「AIとOSそのものの統合」が、本格的な競争の舞台となるでしょう。
今回のGoogleの発表は、その戦いのスタートダッシュをいち早く切ろうという、強い意志の表れです。
Chrome OSはなくなる?新OSへの期待
新しいOSがどのような名前になるのか、どのようなインターフェースになるのかは、まだ何も分かっていません。長年、僕も愛用してきたChrome OSがなくなってしまうとすれば、少し寂しい気もします。
しかし、Androidアプリがパソコンでシームレスに使えるようになり、AIが常に私たちの作業をサポートしてくれる。そんな新しいパソコンの体験が待っているとすれば、これほどワクワクすることはありません。
2026年、Googleがどんな新しい世界を見せてくれるのか。僕も機会があれば、この新OSをいち早く試し、そのレビューをお届けしたいと思っています。