これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです
今日は数年先の未来の話ですが、「iPhone 20」がどうなるか、という予測記事を元に、僕なりの考えをお話ししたいと思います。
ボタンをなくす、という進化
その記事によると、iPhone 20では、音量ボタンや電源ボタンといった、すべての物理ボタンがなくなる、と予測されていました。
「ボタンのないスマホなんてあり得ない」と思うかもしれません。しかし、iPhoneの歴史を振り返れば、それはごく自然な進化の過程だと言えます。
かつて、iPhoneの象徴でもあったホームボタン。1日に何度も押し込まれるこのボタンは、iPhoneで最も故障しやすい部品の一つでした。その故障リスクを減らすために、Appleはホームボタンを廃止しました。
同じように、他の物理ボタンも、いずれは感圧式のセンサーなどに置き換えられていく。それは、より壊れにくく、よりシンプルなデザインを追求するAppleにとって、当然の選択なのです。
次になくなるのは「充電ポート」
そして僕は、ボタンの次にiPhoneからなくなるものは、充電ポートだと予測しています。
最新のiPhone 17で、ついにSIMカードスロットが廃止されました。次なるターゲットは、USB-Cの充電ポートです。
「穴」がある限り、そこから水やホコリが侵入し、故障の原因となるリスクは避けられません。その「穴」を完全になくし、ワイヤレス充電に一本化する。充電速度などの課題はありますが、Appleなら、いずれそれを解決する革新的な方法を見つけ出すでしょう。
「共食い」を恐れないAppleの哲学
ボタンがなくなり、充電ポートもなくなり、より「つるん」とした、究極にシンプルな板になる。それが、iPhoneが目指す一つの到達点なのかもしれません。
あるいは、もっと先の未来では、Appleグラスのようなデバイスと連携することを前提に、ディスプレイさえない「iPhone」が登場するかもしれない。
Appleの創業者であるスティーブ・ジョブズは、「共食いを恐れるな」という言葉を残しました。自社の既存製品を脅かすような、革新的な新製品を、自らの手で生み出すことを恐れてはいけない、という意味です。
iPhoneを過去のものにする「iPhoneキラー」は、もしかしたら、Apple自身の手によって生み出されるのかもしれない。
そんなことを考えると、数年先の未来が、今から楽しみでなりません。