これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです
さて、今日はガジェット好き、パソコン好きにとって、かなり頭の痛いニュースです。なんと、PCのメモリとSSDの価格が、これからどんどん値上がりしていくことが、ほぼ確実になったというんです。
「パソコン買うなら今!」なんていう広告も見かけますが、これは大げさな話じゃありません。実際、メモリメーカー大手のCrucial(クルーシャル)が家庭用製品の販売を縮小すると発表したり、他のメーカーも一斉に値上げに動いています。
ここ数年、世の中がインフレだと言われている中で、なぜかメモリとSSDだけはめちゃくちゃ安くて、「今、買い時だよね」という雰囲気が続いていました。でも、どうやらその「お買い得セール」は、終わりを迎えるようです。
なぜ今、値上がり?背景にあるのは、やっぱり「AIブーム」
じゃあ、なんで急にこんなことになったのか。
色々な事情が絡んでいるとは思いますが、その最大の原因は、やっぱり「AIブーム」にあるようです。
今のAI、特に生成AIを動かすには、とてつもない量の高性能なメモリやSSDが必要になります。そして、そっちの業務用パーツの方が、僕ら一般消費者に売るよりも、はるかに儲かる。
そうなると、メーカーがどう動くかは、もう分かりますよね。
「個人向けの生産はやめて、儲かるAI向けの業務用パーツに全振りしよう!」と。そういう流れが、今、業界全体で起きているんです。
もちろん、これが値上がりの全ての原因だとは断定できません。でも、大きな要因であることは間違いないでしょう。
自作PC勢だけじゃない。僕らの生活を襲う「トリプルパンチ」
「メモリとかSSDとか、自作パソコンを組む人だけの話でしょ?」
そう思った人もいるかもしれませんが、残念ながら、これは僕ら全員に関わる話です。
なぜなら、僕らが普段使っているiPhoneやスマートフォン、メーカー製のパソコンにも、当然メモリやSSDは使われているから。これらの部品が値上がりすれば、製品全体の価格も上がらざるを得ません。
しかも、今の日本は最悪のタイミング。
①部品価格の高騰
②円安
③世の中全体のインフレ
この「トリプルパンチ」が、来年の僕らの財布を直撃することは、ほぼ間違いないでしょう。2025年は、パソコンもスマホも「値上げの1年」になることを覚悟しておいた方がいいかもしれません。
僕自身、今のPCを組む時に、安いうちにパーツを買っておいてよかったなぁと、心底思っています。でも、SSDには寿命があるから、永遠に使い回せるわけじゃない。本当に困っちゃいますよね。
だからといって、今、慌てて買いだめするのが正解かとも言えません。値上がりするものは、もうしょうがない。僕らはそれを受け止めて、賢く買い物していくしかないんでしょうね。
はぁ…と、思わずため息が出てしまうニュースですが、これも時代の流れ。なんとか乗り越えていきましょう。