「やる気が出ない」のは怠けじゃない?脳内に“やる気ブレーキ”が発見された話


これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです

いやー、面白いニュースを見つけましてね。僕らの「やる気」に関する、すごく興味深い研究の話です。

誰にでも、「今日はなんだか、何もやる気が出ないな…」っていう日、ありますよね。
その原因が、もしかしたら根性や気合の問題ではなく、脳の中にある特定の“スイッチ”のせいだった、ということが分かってきたそうなんです。

報酬を与えても、やる気は出なかった

研究によると、僕らの脳には、行動を抑制する「やる気ブレーキ」のような機能が存在するらしいんです。
ある実験で、サルの脳からこの「ブレーキ」を取り除いてみたところ、そのサルは驚くほど意欲的に、色々な作業をこなし始めたんだとか。

そして、この実験で特に面白いなと思ったのが、報酬を与えても、そのやる気は出なかったってこと。
普通、僕ら人間は「これを頑張ったら、ご褒美がもらえる!」と思えば、やる気が出ますよね。でも、この根本的な「やる気が出ない」状態に関しては、どうやら報酬は関係ないらしいんです。

「働かざる者食うべからず」なんて言いますけど、お金をちらつかせても、どうしても動けない人っていますよね。それは、その人のやる気の問題じゃなく、脳の“ブレーキ”が強くかかってしまっているだけなのかもしれない。

そう考えると、ちょっと怖くもあり、同時に、すごく納得できる話だと思いませんか?

「怠け者」というレッテルが、なくなる日

この話、僕らの社会にもすごく大きな示唆を与えてくれると思うんです。
今まで僕らは、「やる気がない人」のことを、簡単に「怠け者だ」と決めつけてしまっていたかもしれません。でも、もしかしたら、それはその人の性格の問題じゃなくて、ただ単に、その「やる気ブレーキ」が人よりかかりやすい体質だっただけかもしれない。

風邪をひきやすい人がいるように、ケガをしやすい人がいるように、「やる気のブレーキがかかりやすい人」がいても、何もおかしくないですよね。

いつか、このブレーキを和らげる薬が開発される日が来るかもしれない。
薬を飲んだら、今まで何もできなかった人が、急にバリバリ働き出す。それが本当に良いことなのかは分かりませんが、少なくとも、「怠け」という一言で片付けられていた人たちが、救われる可能性はある。

自分を責めなくていい。そういう日も、ある。

だから、もしあなたが「今日は何もやる気が出ないな…」って落ち込んでしまった時、この話をちょっと思い出してほしいんです。

それはあなたがダメな人間だからじゃない。ただ、脳のブレーキがかかっているだけかもしれない。

僕自身は、幸いあんまりこのブレーキを感じることはないタイプかもしれないですけど、それでもやっぱり、何もしたくない日はあります。人間なんだから、誰だってそうです。

この研究が進むことで、僕らがもっと、自分自身や他人に対して、優しくなれるような気がします。
「自分はダメな人間だ」なんて責めなくていい。そういう日も、あるよねって。そんな風に、少しだけ肩の力を抜いてみても、いいんじゃないでしょうか。