「我慢しろ」も「環境を変えろ」も限界? メンタルケアビジネスの第3の道


これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです


さて、今日はこんなニュースがありました。
病気やケガで会社を休んだ時に支給される「傷病手当金」。この受給者数が、ここ10年で1.6倍にもなっている、というんです。

その原因は、身体的な病気やケガではなく、「メンタルの不調」
つまり、今の日本で働く多くの人々の心が、もう限界に近づいている、ということなのかもしれません。

労働環境は、本当に「悪く」なっているのか?

「昔の方が、労働環境はもっと過酷だったはずだ」
そう思う人も、きっと多いでしょう。僕も、そう思います。

朝から終電まで働くのが当たり前。パワハラやセクハラも、今よりずっと横行していた。
それに比べれば、今の労働環境は、ずいぶん改善されたはずです。

もちろん、昔は「メンタルの不調」が、病気として認定されにくかった、という時代背景もあるでしょう。
でも、それを差し引いても、この数字の増加は、少し異常な気がします。

労働環境のせいだけにして、本当にいいんでしょうか。
かといって、「それくらい我慢しろ」なんていう、昭和的な根性論が通用しないのも、また事実。

じゃあ、僕らは、この「心の健康」という問題と、どう向き合っていけばいいんでしょうか。

「我慢」でも「環境改善」でもない、第3の道とは?

僕は、この問題の解決策は、もはや「労働環境の改善」や「個人の我慢」といった、既存の枠組みの中にはないのかもしれない、と感じています。
僕らが求めるべきは、「第3の道」ではないでしょうか。

その一つが、「投薬によるメンタルケア」です。

「薬で気持ちをコントロールするなんて、怖い」
そう思う人もいるかもしれません。でも、これは、違法な薬物の話をしているわけではありません。

依存性のない、安全な薬で、心のバランスを整える。
風邪をひいたら風邪薬を飲むように、心が疲れたら、心の薬を飲む。そんなことが、当たり前の世の中になるかもしれない。

CBDオイルのようなビジネスに、一部の人が注目しているのも、この潜在的なニーズを、敏感に感じ取っているからでしょう。

そして、もう一つ考えられるのが、「ストレスを発散するための、新しいエンターテイメント」です。
日々のイライラや不安を、スッキリと解消させてくれるような、新しいレクリエーションやイベント。それが何なのかは、まだ分かりません。でも、その需要は、これから確実に高まっていくはずです。

21世紀の最重要テーマ「健康」と、どう向き合うか

「健康」は、21世紀を生きる僕らにとって、最も重要なテーマの一つです。

医療技術の進歩によって、身体的な病気やケガのリスクは、これからどんどん減っていくでしょう。
危険な仕事は、AIやロボットが代替してくれるようになるかもしれない。

でも、「心」の問題だけは、そう簡単にはいきません。

労働環境を改善する。
個人のストレス耐性を高める。
そして、テクノロジーやエンターテイメントの力で、新しい解決策を探る。

この多角的なアプローチこそが、僕らの「心の健康」を守る上で、何よりも重要になってくる。
今回のニュースは、そんなことを、改めて考えさせてくれる、きっかけになったような気がします。