なぜ伸びない?楽天モバイル、苦難の2021年が迫る


楽天モバイルを利用して、1年ちょいが経ちます。

この1年ちょいの間、お金は払っていません。来年の春から払う形になります。

まぁ、来年の春もまだ楽天モバイルと契約すればの話ですが。

なぜ?目標の300万人が遠い

先月の報道で、楽天モバイルの利用者は160万人とありました。

今ではもう少し伸びたでしょうが、それでも300万人は遠いです。

300万、という数字は、楽天モバイルが春から本格スタートさせたとき、1年間無料のサービスを先着300万人としたことによる数値目標です。

一説によると、このあたりが2年目、3年目と利益を確実にあげるために必要な数値、となにかで読んだことがあります。

現在はその半分を超えたところ。まだまだ先は長いです。

端末も楽天ポイントによって意味が分からないくらい値下げをするキャンペーンをしていますし、1年間の月額料金も無料ですし、なぜここまで伸びないのか、自分でも不思議です。

たしかに端末も必要ですが、キャンペーンを利用すればほぼ出費なしで購入可能です。複数のSIMをさせるスマホを使っていたり、古いスマホが手元にある場合は、機種にもよりますがそれを利用することもできます。

もちろん、圏外のエリアが多いことも承知していますが、どうせサブ利用ならそんなのも関係ありません。毎月、通信制限でひいこらひいこら言っている人が山ほどいる傍ら、無料のスマホがすぐそこにあるのに手を出さない理由がよくわかりません。

楽天に個人情報を預けるのが嫌なんだ!という人がいるかもしれませんが、おそらく大半の人はそういう契約をするのも、考えることすらもめんどくさいのかもしれません。

正直300万はすぐいくだろうと思いましたが、まさかこんな苦戦するとは予想外でした。

ボーナスチャンスは今年まで、来年は苦難

楽天モバイルのボーナスチャンスは今年までです。

1年間無料であるということ、さらに来春から他社が値下げをすることが決定的だからです。

たしかに楽天モバイルの人口カバー率は当初の計画を前倒しして進められていますが、他社にはかないません。

また、同じ4Gでつながったとしても、プラチナバンドという便利な帯域を使えないという不利な条件もあります。これについては総務省に見直しの要求をしているような報道もありましたが、厳しそうです。

楽天モバイルにとっては、契約者数を減らしたくないのであれば、もはや無料期間を増やすか、さらなる値下げをするしかありません。値下げについてはそんな噂もあるようですが、そんなことも可能なのでしょうか。

無料期間を増やす(伸ばす)のもアリでしょうが、これ以上はさすがの楽天もどうなんでしょうね。

個人的にはauローミングなしで無制限1980円プランとか面白いと思うんですけどね。地下鉄とかめっちゃ不便そうだな。

スマホの寡占状態は健全ではないのもよくわかるので、楽天モバイルを応援したい気持ちもありますが、最後はフラットに考えて一番いい形に乗り換えたいと思っています。今のところ無制限の楽天モバイルは自分にとってもメリットですので、継続かなとは思っていますが、どうでしょう。