ZOZOマリンスタジアムがドーム化!地球温暖化と建設費高騰、スタジアムのこれから


これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです

プロ野球ファンにとって、そしてスポーツやエンタメの施設に興味がある方にとって、非常に大きなニュースがありましたので、ご紹介したいと思います。

千葉ロッテの本拠地「ZOZOマリン」が新ドームへ建て替え?

ニュースの内容は、「千葉ロッテマリーンズの本拠地である『ZOZOマリンスタジアム(千葉マリンスタジアム)』について、新しく『ドーム球場』として建て替える(または移転して新設する)方向で話がまとまった」というものです。開業目標は2034年頃とされています。

この球場の老朽化と今後のあり方については、以前から「ドームにするのか、それとも屋外球場のまま建て替えるのか」で色々と議論が交わされていました。

単純に「ドームにした方が絶対にいいでしょ!」と思う方もいるかもしれませんが、実は野球ファンの中には「ドーム化に反対」という意見も根強くありました。

なぜなら、ZOZOマリンスタジアムは海に隣接しており、そこから吹く特有の「海風(マリンの風)」が名物だからです。この風が試合の行方を左右することも多く、それが屋外球場ならではの良さであり、ロッテの強み(特色)でもありました。「その風がなくなってしまうのは寂しい」という考え方も、十分に理解できます。

ドーム化のメリットと、重くのしかかる「建設費」問題

それでも今回ドーム化の方向へ舵を切った背景には、やはり現代特有の切実な理由があります。

まずメリットとして、天候に左右されずに安定して試合やイベント(音楽ライブなど)が開催できることです。
昨今はゲリラ豪雨が増え、そして何より夏の「異常な猛暑」があります。「こんな猛暑の中で、この先屋外でまともにスポーツの試合ができるのか?」という地球温暖化の懸念を考慮すると、空調の効いたドーム球場の必要性は年々高まっています。

一方で、最大のデメリットは「圧倒的なコスト(建設費)」です。
現在の建築業界は、資材の高騰や人手不足、インフレなどの影響で、建設費がとんでもなく跳ね上がっています。今の見積もりと、実際に建設が始まる数年後とでは、さらに金額が変わっている可能性もあります。
莫大なお金をどうやって捻出し、予算内に収めるのか。これは非常に難しい課題です。

だからこそ、「ドームにすればいい」と簡単に言える話ではなく、色々な話し合いを経て「それでもやっぱりドームにする」という決断を下したことは、将来を見据えた素晴らしい英断だったのではないかと私は思います。

千葉市・ロッテ・イオンの「官民一体」のボールパーク構想

今回のニュースでもう一つ面白いポイントは、この新ドーム建設を「千葉市(行政)、千葉ロッテマリーンズ(球団)、そしてイオングループ(民間)」の3者が連携して主導していくという点です。

(※事実確認の補足:実際に、千葉県・千葉市・地元企業などで構成される検討委員会で新球場構想が議論されており、幕張新都心の街づくりと一体化したプロジェクトとして、イオングループなども深く関わっていくことが見込まれています。)

これは明らかに、近年プロ野球界のトレンドとなっている「ボールパーク構想」を念頭に置いていると思われます。
DeNA(横浜スタジアム周辺のボールパーク化)や、日本ハムファイターズ(北海道のエスコンフィールドHOKKAIDO)の成功例のように、「ただ野球の試合を見るだけのスタジアム」ではなく、周辺の商業施設やエンタメ施設と一体となって、街全体を盛り上げていくスタイルです。

幕張には巨大なイオンモールがありますから、イオンがしっかりと絡んで周辺開発を行えば、非常に魅力的なエンターテインメント空間が生まれるはずです。

プロ野球の本拠地は「ドーム化」が避けられない運命?

現在、東京ドームは老朽化が進んでおり、神宮球場は建て替えが決定、築地には新しい多目的スタジアムの建設予定があります。

日本の夏がこれだけ暑くなり、異常気象が増えると、「屋外球場のドーム化」という議論は他の球団にも波及していくでしょう。
横浜スタジアム、広島のマツダスタジアム、楽天のモバイルパーク宮宮城、あるいは高校野球の聖地である甲子園球場でさえ、「ドームにするべきか否か」という究極の選択を迫られる時代が来るかもしれません。

千葉ロッテの新ドーム開業は2034年頃とまだ少し先ですが、これからどのように設計や周辺開発の話題が進んでいくのか、非常に楽しみです。

今日は、ZOZOマリンスタジアムのドーム建て替え構想についてお話しさせていただきました。。