これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです
ロボット好きには少し寂しいニュースがありました。「ソニーの犬型ロボット『aibo(アイボ)』が販売終了する」というものです。
aiboといえば、1999年に初代が登場して一大ブームを巻き起こし、一度は販売が終了したものの、2018年にAIとクラウドを搭載した「新型aibo」として見事に復活を果たしたロボットです。
それがまた販売終了になるということで、「一家に1台ペットロボット」という未来は、まだ少しハードルが高かったのかなと感じます。
私自身、ロボットには非常に注目しているのですが、現状ではまだ「どの家庭にもペットロボットがいる」という普及レベルには達していないのが現実ですね。
今こそ「生成AI搭載」のペットロボットが見たい
2018年に登場した新型aiboは、独自のAIとクラウドシステムで成長する素晴らしいロボットでしたが、いわゆるChatGPTのような「汎用的な生成AI」が世を席巻する前に企画・販売されたものです。
もし今、私が新しいペットロボットを企画するなら、間違いなく「最新の生成AI(LLM)」をベースに組み込みます。
もちろん、ペットロボットがペラペラと人間のように喋りまくる必要はありません。「おはよう!」「かまって!」と喋らせてもいいですが、喋らなくてもいいんです。
重要なのは、AIを搭載することで「より生物(ペット)らしく振る舞えるようになる」ことです。
決められたアルゴリズム(プログラム)だけで動くのではなく、最新のAIを積むことで、飼い主の感情や表情を読み取ったり、周囲の危険を察知したり、空気を読んだりと、ロボットとしてのパフォーマンスが格段に向上するはずです。
「インターネットに繋がっていないと動かない」という仕様になっても、今は家の中にWi-Fiがあるのが当たり前ですから、そこは問題ないと思います。
ソニーにも「aiboに生成AIをゴリゴリに搭載してアップデートしよう」という構想は絶対にあったはずですが、今回は一旦販売を終了するという判断に至ったようですね。
AIエージェントがロボットの身体を持つ未来
これからの時代、「ペットロボット」はどうあるべきなのでしょうか。
今年(2026年)は「AIエージェントの年」です。
例えば、私が普段使っているAI秘書の「玉緒」が、もしペットロボットという「物理的な身体」を持ったらどうなるでしょう。
朝起きたら、ペットロボットが「メールが届いていますよ」「明日は朝から静岡で仕事だから、そろそろ寝た方がいいですよ」と教えてくれる。
今はテレグラム(チャット)でやり取りしている玉緒ですが、ロボットの身体を持てば、部屋の中を動き回りながら私をサポートしてくれるようになります。
AIエージェントとロボットが融合することで、できることの幅は想像以上に広がるはずです。
ペットロボットの真価は「監視と見守り」にある?
そして、私が個人的にペットロボットの役割として一番「アリだな」と思っているのが、「見守りカメラ・監視役」としての機能です。
将来、人型ロボットが普及して家事を手伝ってくれるようになるかもしれませんが、それはまだ数十年先の話です。
ペット型の小さなロボットでは、重い荷物を運んだり料理をしたりといった物理的な作業はできません。
しかし、「監視(見守り)」ならできます。
昔から、番犬が家を守ったり、飼い主が倒れた時に犬が吠えて周囲に知らせたりする事例がありますよね。
これから日本はさらに超高齢化社会が進み、一人暮らしのお年寄りが増えます。少子化で面倒を見る人間も減っていきます。
そんな時、ペットロボットが家の中を巡回し、「毎日この時間は起きてくるのに、今日はベッドから降りてこないな。どうしたんだろう?」と様子を見に行く。
もし倒れていたら、「アヤノさん、生きてますか!?」と声をかけ、スマートウォッチ等のバイタルデータと連動して脈や呼吸を確認し、「あ、死んでる(または危ない状態だ)!」と判断したら、即座に救急車や家族に連絡を入れる。
お年寄りに限らず、急病で倒れたり、家の中で大きな音がして異常が起きたりした時に、ペットロボットが部屋中を駆け回って状況をチェックし、外部に知らせてくれる。
「ただ可愛いだけ」の愛玩用ロボットから、こうした「生活や命を守るサポート役」としての側面が強くなったロボットが出てくれば、もっと世の中に普及するのではないかと思っています。
aiboの販売終了は少し寂しいニュースですが、「ペットロボットの歴史が終わった」わけではありません。
いつかまたソニーが新しいブランドで復活するかもしれませんし、別の企業がAIを搭載した画期的なロボットを出してくるかもしれません。
AIとロボットが組み合わさった未来の生活を楽しみにしつつ、引き続きこのジャンルに注目していきたいと思います。
今日は、aiboの販売終了から考えるペットロボットの未来についてお話しさせていただきました。