先日、トヨタの新型カローラが発表されました。この車、「コネクティッドカー」という新しいコンセプトの車になっています。
あまり聞き慣れない単語ですが、どういった車なのでしょうか。
新しいコネクティッドカー
コネクトというのはつながるという意味です。スマホ、ネットワークを介して車と人がつながっている車です。
オペレータと車が繋がり、緊急時の消防や警察との連絡や、販売店と簡単に連絡をとりあうことができます。緊急時は車にぶつかった衝撃からドライバーのダメージを予測し、救急に連絡する仕組みにもなっているようです。これはなかなかすごいですね。
さらに保険会社も車両データ、運転データを共有されている状態となります。運転の走行距離や安全運転度によって保険料が変わるという新しい自動車保険となるようです。
極めつけは、LINEのアカウントです。車がLINEのアカウントを持つことで、LINEを介してドライバーと会話することができるそうです。目的地をLINEで言えばナビをセットしてくれたり、ガソリンの残量からその目的地へ行けるかなど、そういったことも聞けます。これも面白い機能ですね。
未来の車はすぐそこに
このブログでも、何度か自動運転の話をしています。自動運転の開発はすごい勢いで進んでいます。この自動運転と平行して進んでいるのがこのコネクテッドカーで、近い将来、ほぼすべての車がインターネットと常時接続する時代となるかもしれません。
自動運転のアシスタント機能もインターネットと接続されていたほうがいろいろ便利ですので、この2つの技術は同時に発展していくでしょうね。AI技術と合わせて、車と人がコミュニケーションを取りながら、という生活は近いのかもしれません。映画に出てきそうな話ですね。
テスラも積極的にコネクテッドカーを導入していますが、さらにAPPLEやGoogleも自動車産業への参入を表明していますし、これから先は面白い動きがどんどんありそうな気がしています。どんな車が登場するのか楽しみですね。
ただ、便利になるに反面、セキュリティ面においてはハッキングに対して十分な対策が必要です。同様にバグに関してもそうです。自動車は自分の命も歩行者の命も預かるようなものですので、ソフトウェア、ハードウェア両方のトラブルについては開発者側にとっては大きな責任を負うことになります。これまでになかったような問題も起きるかもしれませんね。
なんにせよ、こういった未来の車への道筋はまだまだ始まったばかりです。今後の動きにも注目ですね。