カップルというものは、当たり前ですが多くの思い出を作っていくものです。今は多くの情報を電子データで残すことが可能になりました。以前でしたら例えば二人で遊びに行った写真だったりが思い出の品になるのでしょうが、今の時代はそういったものもデータ化され、管理することができます。
電子データは消える?
多くの人がデジタルカメラというものを手にするようになってから、20年が経とうとしています。20年という月日は、昔の記録媒体の寿命を超えており、例えば押し入れの中からでてきた昔のデジカメのSDカードからデータを読み込もうとしたとき、うまく読み込めない可能性もあります。これは同様に、昔のパソコンに保存してある思い出の写真を読み込もうとしたら、もうデータを取り出せなくなっている可能性もあるということです。
昔の写真をCD-Rに保存している人も多いでしょう。CD-Rは理論値は100年持つともいわれていますが、保存状況やCD-R自体の品質などによっては10年から30年ほどすればもう読み出し不能になっている可能性もあります。
電子データを未来永劫に残しておくためには、データを常に新しいパソコンや新しいCD-Rにバックアップしておいたり、Googleフォトのようなクラウドデータにもアップして置いたりと、自分で予防措置をとらねばなりません。
ものすごく大事な写真であれば、現像して保管しておくというのも手てかもしれません。もっとも、現像すれば未来永劫残るわけでもないですけどね。
二人の思い出を永遠に
二人の思い出をブロックチェーンに刻むという新しいサービスが登場し話題になっています。
2人の思い出、ブロックチェーンに刻む Ethereum活用「LoveChain」ドリコムが公開
ブロックチェーンというのは仮想通貨にも使われているシステムで、IT業界の数ある技術の中でも注目されているものの一つです。今でこそ仮想通貨で話題になっていますが、本来はその用途は多岐にわたります。
ブロックチェーンに保存というのは、イメージ的にはGoogleフォトのようなネット上にアップするのに近いイメージではあります。ただ、ブロックチェーンというのは情報をバラバラにして分散し保存する技術です。どこかが壊れても大丈夫ですし、どこかがハッキングされても大丈夫です。Googleフォトだったら、万が一Googleがサービス終了させてしまえばデータが消えてしまうかもしれません。ブロックチェーンはそれこそ未来永劫に情報を残すことが理論上は可能です。
こちらの記事には
Ethereumの電子ウォレット「Metamask」と連携して利用するサービス。恋人同士でアドレスを送り合うとカップルページが生成され、記録したい思い出や約束などをテキストと画像で記録できる。カップルページを友人に送って見てもらうことも可能。別れた時は「お別れボタン」を押してページを“解散”できる。
と紹介されています。お別れボタンというのもなかなか寂しいものですが…