5Gの実用化はすぐそこ!どんな未来が待っているのか?


携帯電話が世の中に浸透し始めたころ。

90年代に登場し、初めてデジタルでの通信が可能になりました。多くのデータ量を扱えるようになり、電話だけではなくWEBやメールでのやり取りも容易になり、携帯電話の普及に大きな影響を与えた技術でもあります。

ドコモでいうところのmovaとかそのあたりのものです。30代以上の人は、おそらく最初に携帯電話を使い始めたころがこの電波だったでしょう。

これが2Gです。2012年にサービスは停止しています。

2000年代になるとさらに高速の3Gという電波が登場します。2000年代はWEBサービスを中心に動画や音楽など大容量のやり取りが主流になります。今もまだ、もちろん3Gは稼働しています。

2Gという言い方はあとから一般化されたようにも思えますが、3Gは最初から3Gとして言われていましたね。

現在の主流はLTE、もしくは4Gです。実はこの二つは厳密にいうと違うものです。ただ、どちらも3Gの回線よりもさらに高速のデータ通信が可能になっています。2010年代より登場し、現在はほぼすべてのみなさんがこの通信でスマホを使っています。3Gよりもかなり高速化し、たいていの動画サイトでもストレスなく視聴が可能です。場合によっては家のネット回線よりも早いこともあります。

時代は5Gへ

だいたい10年おきに新しい通信が登場しています。現在のサービスだけで考えると4Gの速度でも十分事足りるようにも思えますが、まぁそういう問題でもなく、さらに高速化が進めば新しいサービスも登場することが見込めます。

2020年代は現在よりも1000倍ものデータ量が行き交うともいわれています。

5Gの実用化で私たちの仕事や暮らしはどう変わるのか

そこで5Gになるとなにが変わるのか、という話になってきます。先日総務省が公表した資料のデータから、個人的にイメージしやすいものだと、自動運転と映像かなぁとは思います。

自動運転というのは、あまり通信は関係ないように感じている人もいるかもしれません。ただ、実際には自動車自体がインターネットと繋がって多くのデータをやり取りするようなものになるでしょう。今は人間がスマホを使ってますが、将来は自動車もスマホを使う感覚です。そうなると、通信量はどんどん増えていきますからね。

VRは現在の技術ですと、正直なところ映像にはまだ難アリだなと思っています。実はVRというのは、ちゃんと高性能なものにしようと思うと、思っている以上にデータ量を使ってしまうものでもあります。ですが、そんな大容量のものをネット上でやり取りするのは現実的ではありません。5G技術によってVR、そして映像分野のコンテンツはかなり大きく変わってくるように思えます。

そしてもちろん、この5Gの技術は僕らバンドマンにとってもとても大きな影響があります。その辺の話は、また気が向いたら。