夏休み子ども科学電話相談というNHKのラジオ番組があります。子供の疑問に科学の専門家たちが答えるという内容なのですが、これがまた子供ならではの鋭い視点と、それに華麗に答える専門家のやり取りが実に興味深い内容となっていて、ネットでも話題になっています。
世界は朝から始まったのか
世界は朝から始まったのか、という究極の問いかけをした子供がいたことが話題になっています。
「世界は朝から始まったの?」NHKの子ども電話相談の質問が話題に – ライブドアニュース
記事によると
この日の放送のトップバッターとなったのが小学1年女児からの質問。天文・宇宙の質問が受け付けられたが、その質問が「世界は朝から始まったの?」だった。山田敦子アナウンサーから「どうしてそう思ったの?」と聞かれた女児は「お空を見て思ったの」と答えた。
とあります。空を見てそう思った、というのはなかなか哲学的ですね。創世記では「光あれ」と言って昼と夜ができたとあります。そういう意味では最初の世界は夜から始まったのかな…と個人的には思いますが。
ちなみにこの回答は
「朝の時間は場所によって違っちゃうんだよ。地球は丸くって、日が当たっている太陽にあたっている方が昼間だけど、コマみたいに回っているから太陽の反対方向行くと夜になっちゃう。地球は半分が昼間、半分が夜。朝っていろんなところが朝だからわからないんだよね」などと答えた。
とあります。うーん、これはちょっとマジレスすぎて普通の答えですね(笑)
虫を食べる興味
子供は純粋ですので、なんでも口にいれたくなります。虫は食べられないもの、と認識したのはいつだったのでしょう。
ミユミユさん/MIYUoshiro on Twitter
昆虫ボーイ「いろんな虫を舐めてます。蝉はなんの味もしませんでした」 先生「舐めるしかしなかったの? やっぱな、食べんとあかんわ。食べると蝉とかナッツの味って言うで、ゴキブリは塩辛い」 昆虫ボーイ「うん……」 唐突に食虫を薦める久留飛先生よい… #夏休み子ども科学電話相談
Twitterからの引用になりますが、やはり昆虫食に興味を持つ子供も多いようです。過去のものですが、イナゴ以外は佃煮にできないのかとか、そんな話もあったような気も。
この専門家の切り返しも、食べてみると…とすすめるところがすごいですよね。
あと、これも昔のものですが、イナゴはどうして食べられるのか、という話がありました。その答えが「食べてみたらおいしかったんだろうね」というものです。これこそまさに究極の問いと質問だなぁと思いました。
円周率はどうして無限に続くのか
昨年のものです。これ、もし子供に聞かれたとき、納得のいく説明を自分でもできないなと思いました。円周率とはなんなのかというのを論理的に説明し、その導き出す方法も説明したところで、永遠に続く説明はできません。
まずい職人 on Twitter
円周率や平方根はどうして無限に続くのですか 薫先生「ほかの数も無限に続くと考えてもいいんですよー。たとえば1は、1.000000…と続くと考えられるんです」 なるほど #夏休み子ども科学電話相談
これはなるほどなーと思いました。
いろいろ検索してみると、へーと思うやり取りも多いですね。子供の着眼点はすごいですからね!