スマートフォンが世の中に登場して10年ほどになります。細かい機能はかなりバージョンアップしたものの、ボタンが少なく1枚板である形状というのはあまり変わっていませんね。
携帯電話、ガラケーのほうは一枚板タイプもあれば、折り畳みもスライド式も、いろいろな形がありました。
これはスマホの進化が遅いという意味ではなく、最初の段階でかなりシンプルで完成されたデザインであったから、と考えるのが妥当でしょう。
折り畳みスマホの登場
かねてから折り畳みのスマホが登場するという噂がありましたが、Samsungが年内に詳細を発表するという報道がありました。
サムスン、折りたたみスマホに再度言及–年内に詳細発表か(CNET Japan) – Yahoo!ニュース
どのような形状になるのか、まったく謎です。ニンテンドーDSのように二画面である、という感覚ではなく、純粋にディスプレイがそのまま折れるようなものになるのではないかと思われます。
日本人のイメージですと、折り畳みの携帯電話を思い出す人が多いでしょう。あれはキーボードと画面が明確に区別され上下に折りたたむものですが、それとはまったく違う形になりそうですね。
需要は後からついてくる
折り畳みのスマホが登場したとしても、ソフトウェアは基本的には縦画面に対応し開発されるわけですから、二画面のメリットを明確にわかりやすくユーザーに伝えなければ、ただの目新しいスマホという一過性のものになってしまうことでしょう。
小さめのタブレット並みのディスプレイを小型にできるのであれば便利かもしれません。本や新聞も折りたたんで使うもの、もしかしたら使い勝手もいいかもしれません。
それとユーザー自体がその二画面を思わぬ使い方をすることで、二画面のメリットを体現できる可能性もあります。
需要は後からついてくることもあるので、まずは粘り強く展開してくことが必要です。最初はだれがそんなの使うんだと思っても、そのうち、二画面のスマホが当たり前になるかもしれません。
スマホは形にとらわれない
腕時計型やスピーカーも、ある意味スマホの一部です。今でこそスマホというものを持ち歩くわけですが、そういった概念すらもそのうちなくなるのかなと思います。
身の回りの物すべてにAndroidが搭載し、なにからでも自分の情報へアクセスし紐づくような感じですかね。
昔はパソコンがあってインターネットにアクセスするイメージでしたが、今はもっと自然にアクセスすることができます。それと同じですね。
そのころにはスマホという言葉もなくなっているかもしれません。言葉がなくなったときが、本当の進化をするときなのかもしれませんね。