AIスピーカーが登場し、多くのことが音声で操作できるようになりました。
そうなると、今後は具体的に家電など身の回りにあるものをどうやってつないで操作していくか、という話になります。
おそらく、今後は多くのものがインターネットにつながるようになることで操作可能になるでしょう。電気付けて、テレビつけて、なんてのはわりとすぐできそうですね。
積極的なAmazon
音声認識もいくつかありますので、家の中にSiriで動くもの、Echoで動くものと何種類かあるとそれはそれで面倒です。どうせなら一つに集約させてしまう方が当然いいわけです。
今はまさに黎明期。10年後、20年後のシェアを獲得するために、まず最初の体験としてどこで使ってもらうかという大事な時期なのです。
各社こぞって新製品を出す中、Amazonはかなり積極的だなという印象があります。
先日の新製品発表では、これまで出している既存の製品の新機種だけではなく、新しい分野で商品を打ち出してきました。
電子レンジというチョイス
今回いくつか新商品がありますが、その中で電子レンジがあります。Amazonが作った電子レンジというだけあって、もちろんEcho内蔵…というわけにはいきませんが、Echoに対応した製品となっています。
音声操作の場合は近くにEchoが使えるスピーカーが必要になります。
口頭で「ジャガイモふかして」とかの指示ができます。料理が忙しいときはいいかもしれません。
それにしても、この電子レンジというチョイスがいいなと思いました。家電ってたくさんありますからね。冷蔵庫や洗濯機だとハードル高いし、ということで電子レンジになったのでしょうか。値段は約60ドルと、お手頃価格です。
電源のオンオフを声で
当然ながら、全ての家電を買い替えるわけにもいきません。それでも、声でいろいろなものを操作できたらいいのになと思うこともあるでしょう。
Amazon Smart Plugはコンセントにかませるプラグで、Echoに対応させることができます。家電といっても高性能なものは強制的なプラグの抜き差しでオンオフができるわけではないですし、そういったものには対応できません。しかし、例えば間接照明のように電源をオンにしておいた状態でプラグを抜き差しすれば付けたり消したりできるものもあります。
これは、そういうものに便利ですね。Amazonが間接照明を出すよりも、お気に入りの間接照明のオンオフを声でできるようにしてもらったほうがいいということなのでしょう。
間接照明意外にはどんなものに対応できるでしょうか。扇風機なども、最近はコンセントの抜き差しで対応できなくなってますしね。
自分のスピーカーで音を出したい
地味だけど、これいいなと思ったのがEcho Inputです。Echoはスピーカー内臓というところがいいのですが、部屋にスピーカーがある人は、家にたくさんスピーカーを置くことになってしまいます。また、音楽など自分の好きなスピーカーから音を出したいという需要もあるはずです。
これはスピーカーなしのEchoという感じですね。
作業部屋においてミキサーにつないだら、普通にスピーカーからしゃべりだしますね。うーん、例えばヘッドフォンで作業している人は、Echoとやり取りしたかったらスピーカーでしゃべられても聞こえないわけで、こういうのあるといいかも。
今後、各社アイデアを活かした商品が続々登場することでしょう。ほかの会社は独自で音声アシスタントを開発するよりか、すでにあるところに乗っかるということもあり得そうですね。今後どういった動きがでてくるのでしょうか。