お酒を飲むときにやっちゃいけない二つの飲み方


お酒を飲むと、締めになにかを食べたくなる時があります。居酒屋でも締めに最適な炭水化物がずらりと並びます。

その代表的なものは、やはりラーメンかもしれません。

締めのラーメンは罠

酔いすぎると話は別ですが、ほどよい酔い具合ですと、なぜか少しお腹が空くものです。ラーメンの一杯くらいするりと食べることができそうなくらい。

でも、居酒屋などではおつまみも食べるわけですし、このあたりは不思議なところです。お腹は空いてるはずではないんです。

そう、締めのラーメンは罠なのです。

食欲は、胃袋の中身がダイレクトで反映されているわけではありません。

まずアルコールを摂取すると、アルコールを分解しようと肝臓が働きます。そのために必要なエネルギーがブドウ糖です。血液からブドウ糖をエネルギーとして使うことで、血糖値が下がります。

血糖値が下がると、今度はそれを補うために血糖値が上がるものを体が欲しがるのです。それが、要するに飲んだ後のラーメン食べたいになるのです。

お腹が空いているわけではありません。その結果、それは食べ過ぎとなって体にのしかかってくるのです。

また、飲んだ後って、ちょっとしょっぱいものがほしくなったりしますよね。ビールなどはカリウムが多く含まれているお酒です。体内はカリウムとナトリウムのバランスを取ろうと働くので、その分ナトリウムを体が欲するようになります。身近にあるナトリウム、それはまさに塩なのです。飲んだ後にますますラーメンが食べたくなるわけですね。

そもそも寝る前の3時間に炭水化物を食べるのはよくないなんて話もあります。お酒を飲んだ後のラーメンには注意が必要です。

なにも食べないのはダメ

締めのラーメンは罠ですが、太るからと言ってご飯を抜く人、それでいてお酒を飲む人もいます。

実はこれはダメな飲み方なのです。

胃は、外からの食べ物、飲み物を一番最初に受け入れてくれる器官です。最初にご飯を食べておくと、胃の中にアルコールが追加されても、その吸収は他のものと一緒にゆっくりになります。

胃が空っぽですと、とりあえず入ってきたアルコールを真っ先に吸収することになります。さらに胃も荒れます。いいことはありません。

大勢での飲み会だと、気を使ってあまり食事に手を付けられない、なんて人もいるかもしれません。そういうこと、たまにありますよね。お酒は酔いやすいから…という人もいるでしょうが、もしかしたら空腹で飲んでませんか?

そういうときは、どこかであらかじめ何かを食べてから飲み会に行くってのも大いにアリです。

 

飲み方、食べ方に注意しながら、お酒を楽しくいただきたいものですね。