星座に「ゴジラ座」が認定、ってフェイクニュースではない!


あらたな星座に「ゴジラ座」が登場、というなんとも虚構新聞かのようなニュース記事がありました。

「ゴジラ座」誕生 NASAが新発見のガンマ線天体から定めた22星座の1つに

なんとも嘘っぽい話ではありますが、本当の話です。これはすごいことですね。

星座が増えるの?

みなさんは星座はいくつ言えますか?12星座は有名です。聖闘士星矢や星占いでも登場しますからね。他にもカシオペア座や白鳥座なんかも、有名な星座です。

現在、星座は88あります。1922年に制定されました。国際基準です。

こんなのあるの?という馴染みのない星座もたくさんあります。

例えば、かみのけ座とか。髪の毛って…線じゃん、と思う人もいるでしょうが、ちゃんと古代エジプトにまつわる話もあります。

他にも、ほ座、や座、ろ座という1文字の星座もあります。これはそれぞれ帆、矢、炉を意味します。

ガンマ線天体を線で結んだ22星座

さて今回のゴジラ座ですが、88の星座に加えられたものではありません。

今回、「ガンマ線天体を線で結んだ22星座」というものが新たに制定されました。これはフェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡を搭載した観測衛星によるものと、人間が肉眼で見える星が3000を超えたことを記念するものになっています。

ゴジラの他に、星の王子さまやスタートレックにでてくるエンタープライズ号なども登録され、バラエティ豊かな22星座となっています。

こちらのサイトで細部を確認することができます。

Fermi’s Gamma-ray Constellations

No Description

88の星座とは別としても、日本の作品に登場するキャラクターがこういったものに認定されるというのはすごいことです。ゴジラはハリウッドでも映画化されており、向こうでも認知度は高いのかもしれませんね。世界にいろいろな作品がありますが、モンスターとしてはもしかしたら最も有名なものの一つかもしれません。

今後の星座は増える?

今回は88星座が増えたわけではないですが、今後星座は増えることはあるのでしょうか?

有名な12星座はいつ登場したのかもわからないくらい昔から存在していたものです。その後48星座に増えますが、それも紀元前の話です。

先述の通り、現在は88ですが、1922年に制定されるまでは48星座が一般的でした。このように、星座は増えているとはいえ、それもかなりの年月を要しています。今後、では星座が徐々に増えていくかというと、それはどうでしょうか。星が増えるわけでもありませんからね。人間の目が進化してさらに星を見つけられるようになれば増えるかもしれませんが、どうでしょう。

また、現在世界基準の星座に採用されなかった星座もたくさんあります。その中には、ねこ座、ケルベロス座、となかい座といった、ありそうでない星座も存在します。

なかなか東京にいると星座を意識することはないですが、これから寒い季節になります。星空がキレイに見える時期になってきます。ふと空を見上げると、あなたの知らない星座が見えてくるかもしれませんね。