何をするにも、お金がかかります。金ですよ!!すべては金!!
Jリーグが、来季から各クラブのユニホームに“鎖骨スポンサー”をつけることを許可する方針を固めたことが24日、分かった。今春から実行委員会などで議論が始まり、協議を重ねていた。関係者によれば、大筋でまとまったもようで、早ければ11月にも発表される。契約料は各クラブの設定により異なるが、最も高い胸スポンサーに次ぐ高額の契約が見込め、大幅な増収を期待できる。
情報源: Jリーグで来季から“鎖骨スポンサー”導入 クラブは大幅増収も : スポーツ報知
もちろんスポーツもそうです。お金がかかります。スポーツの収入源、実はいくつかあります。観客動員によるチケット収入、グッズ収入。このあたりは音楽もそうですね。あとは選手が移籍する際の差分金。これもまぁ馬鹿にならない金額で、選手が育ってくれるというのはチームにとって戦力としてだけではなく直接的なお金としても効果があるのです。サッカーでは関連して、移籍金の中にかつて所属していたクラブチームにもお金がはいる仕組みになっています。弱小チームからスーパースターが生まれると、知名度だけでなくお金まで入ってくると、そういう仕組みになっています。最後に、広告収入です。
先日、サッカーが鎖骨スポンサーをつけるという発表がありました。現在もいくつか企業広告が入っていますが、さらに増えるということです。
胸スポンサーを長年つけてこなかったFCバルセロナが現在はつけているなど、ユニフォームの広告収入はかなり大きいといわれています。いろいろな意見があるかもしれないですが、サッカー好きの自分の意見は、素直にクラブチームが潤ってくれることをうれしく思っています。
広告はもっといろんな形があってOK
さて、広告といえば昔はテレビコマーシャル、新聞の広告面やチラシがメインでした。あとは町の看板とか?
ただ広告はもっと多様化してもいいのかなと思っています。それはライフスタイルが多様化しているからです。昔の人は、夜はずっとテレビ見てました。今はそうじゃないです。ネットしてる人もいれば、居酒屋で飲んでる人もいれば、ゲームしてる人もいます。大手の居酒屋では、居酒屋の電子メニューのところで広告だしたりしてるところありますよね。ああいうの、アリだなと思ってます。
最近プロ野球スピリッツAというスマホのゲームを、最近というか2年くらいやってるんですけど、このゲームは課金制で広告はでません。無課金だと広告をだしたりしているゲームもいくつかありますが、そういうのはちょっと露骨で嫌ですよね。野球ゲームなのでスタジアムの広告がでるんですけど、全部架空の企業なんです。こういうの、実際の企業からお金を取ってスポンサー契約して企業ロゴいれたりしたらいいのになとか思ってます。そしたら、なんか広告の露骨さも減りますよね。(※もしかしてルール的にできない事情があるのかもしれないけど)
音楽と広告、これがなかなか…
じゃあ音楽はどうなんだろうという感じですが、まぁなかなか難しいですね。例えばコカ・コーラ社が主催する音楽イベントを行い、バンドとバンドの転換時間にコカ・コーラのCMを全力でいれるとかはありますね。まぁ実際、VJSでも広告はけっこう流れてました。ライブハウスでも、折込チラシにいれるとか?うーん、あまり効果的でないかもしれないですね。捨てられそう。
CDだとどうでしょう。たとえば1曲目と2曲目の間に15秒の広告が入るとか?CDジャケットの下のほうに企業広告スペースが入るとか?まぁ、作品として残すならちょっとどうなのかなぁとは思いますが、無料配布CDならありかもしれないですけどね。ただ、なんか現実的な感じはしないですね。とはいえ、YouTubeには広告が入るので、半分は実現されてるのかなとも。
スポーツのように、衣装に企業ロゴいれるとか?まぁ、これは半分は実現していて、例えば大手のアパレルメーカーの協力で衣装費を抑える代わりに、既製品の服を着させてテレビなどに露出させるのは、ある意味こういうことですね。関連して、楽器メーカーはこれを積極的に取り入れてますね。ライブや写真でうちのギターを使ってくれるなら、無料で提供すると。
あとはネーミングライツとか?赤坂ブリッツがマイナビブリッツ赤坂となりました。昨今はネーミングライツは市民権を得ましたね。例えばブリッツブランドのTBSが摩天楼オペラのネーミングライツを買ったとして、「摩天楼オペラブリッツ赤坂」みたいな?もはやバンド名なのか会場名なのかわかりませんね。全国ツアーの一覧表がややこしいですね。いや、でも冷静に考えて逆にうちらがネーミングライツを買って赤坂ブリッツが摩天楼オペラブリッツ赤坂になったらおもしろいですね。いや、漢字とカタカナのバランス的には、赤坂摩天楼オペラブリッツのほうがいいですね。日本中のアーティストのホームページや音楽雑誌の広告に、摩天楼オペラの単語が入ります。ネーミングライツの広告の強さってこういうところなんでしょうね。(どうでもいいけど、赤坂摩天楼と小坂大魔王ってゴロが似てますね。意外と縁起がいい名前なのかもしれません!笑)
ネーミングライツはもう少し幅が広がるかもしれません。例えばローソン第三新東京都市店という企画がありました。エヴァンゲリヲンとのコラボ企画です。店舗名とのコラボなんかも、まあ場所と内容によってはいけなくもないのかな。
まぁこのようにくだらないことを長々と書きましたが、音楽の世界は広告が入りにくい業界なのです。ただ、何度も言うように広告にはもっといろんな形があってOKだと思っています。どういうものがいいのか、音楽と広告のマリアージュ、難しいですね。でも、意外とこういうところに、音楽業界が生き残れる道があるのかと思っています。中にはそれを邪道という人もいるかもしれません。でもね、そうじゃない。後輩たちが真剣に、集中して音楽に取り組める土台を用意するのが先人の務めです。だから、もっと考えなくてはならない。そう、我々も先輩方が用意してくれた環境の中でありがたいことに音楽をやれているのですからね。